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世界初レーザースキャン方式による車載ヘッドアップディスプレイ(HUD)用プロジェクションユニットの量産を決定【リコーインダストリアルソリューションズ】

2016年5月11日

世界初レーザースキャン方式による車載ヘッドアップディスプレイ(HUD)用プロジェクションユニットの量産を決定
~鳥取県および鳥取市と事業拡大に係る協定書を締結~

 リコーインダストリアルソリューションズ株式会社(社長執行役員:竹本 浩志)は、革新が求められる車載HMI[i]分野に向けて、2018年11月に開発したレーザースキャン方式車載HUD用プロジェクションユニット(以下、レーザーHUD)の世界初[ⅱ]の量産化を図るため、当社鳥取事業所にレーザーHUDの量産ラインを構築することを決定いたしました。 レーザーHUDは2020年に量産体制を構築し、2021年に出荷を予定しております。

 本決定により鳥取事業所の設備投資等を行うこととなり、これを支援する鳥取県および鳥取市と、2019年5 月30 日に事業拡大に係る協定書の調印を行いました。

(左から深澤 義彦鳥取市長、当社代表取締役社長 竹本 浩志、平井 伸治 鳥取県知事)

 HUDは、車速やナビゲーションなどの情報をフロントウインドウに投影するものです。従来のカーナビゲーションシステムやメーターに比べ、ドライバーの視線移動を減らすことで、運転時の疲労軽減やよそ見による事故のリスクを低減するメリットがあります。さらに、今後は車両に設置された様々なセンサーとの連携によるドライバーへの高度な注意喚起やAR[ⅲ]技術の実現が期待されています。当社は、そのような高度化するニーズに応えるためリコーのレーザー描画技術、および車載HUD用途で新たに自社開発した2軸MEMSスキャナー[ⅳ]を用い、レーザーHUDの開発に成功しました。

 今後、リコーインダストリアルソリューションズは、ニーズが広がるHMI分野でさらなる事業拡大を図るべく、本分野における量産体制を構築し、生産能力の拡大を図ってまいります。


HUD用プロジェクションユニット


搭載イメージ

■関連リンク:
「レーザースキャン方式車載ヘッドアップディスプレイ(HUD)用プロジェクションユニットを開発」
 https://jp.ricoh.com/release/2018/1107_1.html

[i] 2019年5月 当社調べ
[ⅱ] HMI(Human Machine Interface):人間と機械が情報をやり取りするための手段及びそのための装置・ソフトウェア。
[ⅲ] AR(Augmented Reality):拡張現実
[ⅳ] MEMS(Micro Electro Mechanical Systems):微小電気機械システム
2軸MEMS スキャナー:RGBの3色のレーザーを縦と横に同時に走査してスクリーン上に描画する部品

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#2019年5月30日