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国際470級ヨットのニューモデルを開発 「YAMAHA 470 CPH」 受注開始【ヤマハ発動機】

2019年5月8日


 ヤマハ発動機株式会社は、470級ヨットのニューモデル「YAMAHA 470 CPH」を開発し、2019年5月30日より受注を開始します。  470級は1963年にフランスで誕生した2人乗りのレース用小型ヨットです。国際的には世界のトップクラスのセーラーが競い合う「セーリングワールドカップ」で使われているほか、国内では大学や実業団の選手権大会、国民体育大会の正式種目(成年男子)にも採用されています。
 「YAMAHA 470 CPH」の開発に当たっては、国際470級協会が定めた設計・建造規格の中で、剛性と慣性モーメントのバランスを最適化し、耐久性と操縦性を高度に両立させ、オールラウンドな風域での性能向上を目指しました。
 なお、470級ヨットは国際470協会の審査によってライセンスを付与された建造者が「International 470 Class Rules」に基づいて建造しており、現在、国内では当社を含む2社がライセンスを所有し、生産しています。「YAMAHA 470 CPH」の受注・販売については、当社が業務委託するオクムラボート販売株式会社(兵庫県姫路市)が行います。

「YAMAHA 470 CPH」
※写真にはオプション、艤装品等が含まれています。

国際470級について

 470級は、1963年にフランスのアンドレ・コルヌ(André Cornu)によってデザインされた2人乗りのレース用小型ヨットです。470(ヨンナナマル)という名称は、艇体の全長が4.7mであることに由来しています。
 1969年にインターナショナルクラスとなり、以来、国際的な大会が盛んに行われており、現在は世界を転戦して行われるシリーズレース「セーリングワールドカップ」の種目にもなっています。
 乗員の適正体重は2人の合計が130kg前後で、欧米人に比べて小柄な日本人に適しているとされています。このため、大学選手権、実業団選手権、国民体育大会などにおけるヨット競技の正式種目としても採用され、国内で最もレース活動が盛んなレーシング・ディンギーのひとつとなっています。
 なお、2019年8月に、同クラスの世界選手権大会(男子/女子)、およびセーリングワールドカップが、日本の江ノ島(神奈川県藤沢市)において開催される予定です。

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