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平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰の受賞について【マツダ】
2019年4月18日
マツダ株式会社(以下、マツダ)の技術者3名が、「平成31年度科学技術分野における文部科学大臣表彰」において、「自社内製化による旧型ギア歯当り研磨設備の改良」により、「創意工夫功労者賞」を受賞しました。
「創意工夫功労者賞」は、優れた創意工夫により職域における技術の改善向上に貢献した者に与えられるものです。マツダからは主に生産現場における改善活動の成果などにより、平成27年以降5年連続の受賞となります。なお、表彰式は4月18日(木)広島県庁にて行われます。
今回受賞した、「自社内製化による旧型ギア歯当り研磨設備の改良」では、受賞した3名の技術者の創意工夫の積み重ねにより、旧型の研磨設備で、加工する部品を変更する度に必要なプーリー交換作業(段取り替え作業)において、設備の調整用部品交換を不要にし、調整作業を8分の1に低減するとともに、加工精度の向上に貢献したことが評価されました。
■受賞概要
創意工夫功労者賞
業績名:「自社内製化による旧型ギア歯当り研磨設備の改良」
受賞者:金子 将太(かねこ しょうた) マツダ株式会社 本社工場
阿賀野 延裕(あがの のぶひろ) マツダ株式会社 本社工場
倉敷 智宏(くらしき ともひろ) マツダ株式会社 本社工場
ディファレンシャル・ギアの歯当り研磨ラインにおいて、生産する部品を変更する度、従来の研磨装置では、段取り替え作業と精度調整作業が必要でした。今回、3名の技術者の創意工夫により、研磨装置の駆動用モーターをインバータ制御に変更し、研磨位置決めに必要であったカムの回転をサーボモーターに置き換え、段取り替え作業を大幅に効率化しました。また研磨設備の各種調整操作を数値入力に、車種毎の適切な回転速度や位置の割出しをタッチパネル操作に変更することで、作業者による調整精度のばらつきを排除し、多種多様な車種にも容易に対応できるよう改良しました。
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