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小型トラック「日野デュトロ」を改良して新発売【日野自動車】
2019年4月17日
小型トラック「日野デュトロ」を改良して新発売
1999年の誕生以来、安全と環境を追求し今年で20周年
安全装備の大幅拡充と環境性能向上に加え、コネクティッド化でお客様のビジネスに貢献
日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:下義生、以下日野)は、小型トラック「日野デュトロ」を改良し、「平成28年排出ガス規制」に対応するとともに、安全装備を大幅に拡充して5月7日に発売します。日野は、商用車メーカーの社会的責務として安全技術と環境技術の開発・普及に取り組んでおり、今回の改良では、排出ガスのクリーン化に加えて、前進誤発進抑制機能をはじめとする安全装備を標準装備※1し、様々なシーンで衝突回避を支援する機能を追加しています。また、ICTサービス「HINO CONNECT」導入によるコネクティッドの推進等、あらゆる面からドライバーをサポートします。
■新たな安全装備(標準装備)
● 前進誤発進抑制機能
壁だけでなく店舗等のガラスも検知し、アクセルを踏み間違えた場合等にはエンジンの出力制御とブレーキ制動によって衝突回避を支援します。※2
● 低速衝突被害軽減機能
従来から搭載していたPCS※3に加えて、10km/h以下の低速走行での衝突回避を支援する機能です。前方の障害物に気付かずにブレーキを緩めて走り出した場合等には、エンジンの出力制御とブレーキ制動によって衝突回避を支援します。※2
● クリアランスソナー
狭い場所に駐車するシーン等で接触回避を支援するため、障害物との距離を警告音とディスプレイ表示で注意喚起します。
● 視界支援※4
LEDヘッドライトの全車標準化と、国内小型トラック初となる「電子インナーミラー」を採用しています。電子インナーミラーは、積み荷などで視界を遮られても後方の安全確認がしやすくなるよう、カメラにより後方映像を表示します。また、通常のインナーミラーとしての使用も可能です。
■エンジン改良により排出ガスを低減
改良を加えたパワフルかつ経済的なエンジンと、尿素水を使用しない先進後処理システムDPR-Ⅱ※5の組み合わせを全車に採用し、排出ガスのさらなるクリーン化を実現しました。
全車平成28年排出ガス規制に適合しており、車両総重量7.5t超車を中心に一部車型はJ-OBDⅡ※6に対応しています。
■ICTサービス「HINO CONNECT」に対応
通信端末を標準搭載し、トータルサポート強化の一環として大型トラック「日野プロフィア」等からスタートした「HINO CONNECT」を、日野デュトロにも導入しました。PCS作動状況をお客様(運行管理者様)へメールでお知らせする等の各種通知機能をはじめ、稼働をサポートするためのコンテンツを提供しています。
■ドライバーの利便性向上装備
ハンズフリー機能付Bluetooth®搭載オーディオとステアリングスイッチを全車に標準搭載しました。これにより、ステアリングを握ったまま通話やマルチインフォメーションディスプレイの操作ができる等、利便性も向上しています。
今回発売する「日野デュトロ」は一部車型で平成28年燃費基準+10%達成※7しています。また、ハイブリッド車およびディーゼル車は、ASV減税※8またはエコカー減税の対象となります。
日野は、「もっと、はたらくトラック・バス」をスローガンに掲げ、その実現に向けて「安全・環境技術を追求した最適商品の提供」「最高にカスタマイズされたトータルサポート」「新たな領域へのチャレンジ」の3つの方向性に注力しています。お客様や社会にこれらの価値を継続的に提供していくために、多様化するお客様のニーズにきめ細かくお応えすべくチャレンジを続けてまいります。
※1 LPG車、消防車を除く全車。
※2 自動(被害軽減)ブレーキが働くシステムですが、必ず止まることを約束できるものではありません。
※3 「PCS」(プリクラッシュセーフティ)は、トヨタ自動車株式会社の登録商標です。
※4 平ボデー完成車に標準装備。
※5 ディーゼル燃料を還元剤としたNOx後処理技術。「DPR-Ⅱ」はトヨタ自動車株式会社の登録商標です。
※6 「J-OBDⅡ」(Japan On-board diagnosisⅡ)。2019年9月1日より
適用となる車載式故障診断装置搭載の義務化に対応しています。
※7 積載量3t未満、150psエンジン、アイドリングストップ付き車両。
※8 先進安全自動車(ASV)技術を備えるトラック・バスについて自動車取得税、
自動車重量税を軽減する特例措置です。
■日野デュトロ
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