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日野マレーシア販売とマレーシアヤマト運輸が連携し、トラック・バスドライバー向けの新たな安全運転研修プログラムを提供【日野自動車】
2019年4月15日
ー マレーシアの安心安全な車社会の実現に向けて ー
日野自動車株式会社傘下の日野モータース セールス マレーシア株式会社（本社：マレーシア セランゴール州、代表：内山厚志、以下：日野マレーシア販売）とヤマトホールディングス傘下のマレーシアヤマト運輸株式会社（本社：マレーシア セランゴール州、代表：北岡 剛史、以下：YTM）は、マレーシアにおいて人々が安心安全に生活できる車社会の実現に向け、両社が持つ安全に関する経験や機能を活用した、トラック・バスドライバー向けの新たな安全運転研修プログラムを日野マレーシア販売の試乗・講習施設「日野トータルサポート カスタマーセンター」において提供を開始いたしました。
記
1．背景
マレーシアは人口約3,000万人を超え、年間経済成長率も5％前後で堅調に推移している、東南アジアでも有数の新興国です。その一方で、2017年には交通事故が約53万件※1発生しており、官民が連携して早急に対応していくべき社会的課題として認識されています。
日野マレーシア販売は1977年に設立し、マレーシアのお客様に最適なトラック・バスの提供と、購入いただいた車両がお客様のビジネスにしっかり貢献するための「トータルサポート」を推進してまいりました。その一環として、2015年に「日野トータルサポート カスタマーセンター」を新設し、これまで年間約3,000名のトラック・バスドライバーに対し、安全運転・省燃費運転講習を提供しています。日本で培ったノウハウの活用と経験豊富なインストラクターによる実践的なトレーニングを通じて、お客様車両の稼働時間の最大化およびライフサイクルコストの最小化に貢献すべく取り組んでいます。安全運転講習については、お客様の関心も高く、マレーシアの輸送事業者様向けに最適化したプログラムを実施しています。
YTMは、1988年にフォワーディングと海外引越事業を中心に事業を開始し、2011年には、小口配送サービス「TA-Q-BIN」を開始しました。その中で特に安全については、日本で長年培ってきた経験を活かし、ドライバーなどの教育に加え、安全指導スキルの向上を目指し、現地人材の安全指導者の育成も進めてきました。
今回、両社が日本およびマレーシアでこれまで培った経験を活かし、マレーシアにおける安心安全な車社会の実現に貢献するため、物流における安全な運行に向けた取り組みを開始いたしました。
※1：マレーシア運輸省「TRANSPORT STATISTICS MALAYSIA 2017」より
2．開発した安全研修プログラムの概要
日野トータルサポート カスタマーセンターが提供するトレーニングプログラム内に、安全運転に関する運転適性診断・座学・実車訓練を組み合わせた研修コンテンツを追加しました。ドライバー自身の運転特性を踏まえてトレーニングを行うことで、安全運転に対する知識・意識および運転スキルのさらなる向上を目的としています。具体的には、運転適性診断の結果をインストラクターが活用し、実車訓練を通じてドライバーに「気づき」を与え、ドライバーの安全運転の知識と意識の向上を促進します。さらに、受講者をマネジメントする管理者に対しても研修結果を共有し、受講者の日々の安全運転指導に役立てて頂きます。
【研修プログラム】
※ YTMは、「運転適性診断」および「運転適性診断結果フィードバック・安全目標作成」のコンテンツを提供します。
3．今後の展開について
今後も両社が連携し、マレーシアの安心安全な車社会の実現に向け、さらなるプログラムおよびコンテンツ等の充実に取り組んでいきたいと考えています。
4．日野トータルサポート カスタマーセンターについて
2015年2月にお客様向け試乗・講習施設として開設しました。講義から運転実習までを一貫して行える日野の常設施設としては、海外では初となります。非常に好評いただいており、累計利用者数は開設以来すでに10,000名を越えています。
日野は、お客様のビジネスに貢献するための「トータルサポート」として、車両の稼働時間最大化とライフサイクルコストの最小化のための取り組みに注力しています。日野トータルサポート カスタマーセンターは、ドライバーの安全・省燃費運転への意識およびスキル向上のサポートを通じて、トータルサポートを推進。安全に関しては、車両故障の未然防止につながる日常点検講習と、事故防止に貢献する安全運転技術や危険予知能力の向上のための講習を実施しています。
＜施設概要＞
＜施設外観＞
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