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フォルクスワーゲン グループ、リチウム供給を確保【フォルクスワーゲン グループ ジャパン】
2019年4月8日
• フォルクスワーゲン グループと中国のリチウム製品メーカーGanfeng（ガンフォン）は、長期の
リチウム供給についての覚書に署名
• フォルクスワーゲン グループ調達担当取締役 Dr. ゾンマー：「フォルクスワーゲンの
電気化攻勢を実行するために重要な戦略的意義」
2019年4月5日、ウォルフスブルグ、
フォルクスワーゲングループと、江西省（中国）にあるGanfeng Lithium Co.,Ltd (ガンフォンリチウ ム)は、バッテリーセル用のリチウム供給に関する長期の覚書に署名しました。 契約に基づき、ガン フォンは今後10年間、フォルクスワーゲン グループ及びそのサプライヤーにリチウムを供給します。 このようにフォルクスワーゲンは、バッテリー用リチウムのかなりの量を既に確保したことになります。
フォルクスワーゲンAG コンポーネンツおよび調達担当取締役のDr. シュテファン ゾンマーは、次のように 述べています。「フォルクスワーゲン グループは今後10年間で、70モデル以上の電気自動車を発売する 予定です。つまり、2025年に納車する車両の約4分の1が電気で動くことになります。 従って、セル生産用 の原材料に対する当社の需要は、今後数年間で急速に増加するでしょう。 私たちは、早い段階でこの需要分を確実に確保しなければなりません。 そのため、重要な原料であるリチウムに関する長期的な 合意をガンフォンとの間で締結したことは、我々が電気化攻勢を実行する上で、非常に重要な戦略的 意義があるのです。」
自動車業界における車の電動化の急成長は、世界の原材料市場に大きな影響を与えるでしょう。 世界 のリチウム需要は2023年までに2倍以上になると予想されています。この点を考慮すると、ガンフォン との合意は、フォルクスワーゲングループへの安定供給において重要なマイルストーンとなるのです。
フォルクスワーゲンAGのe-モビリティ企業購買担当責任者のミヒャエル ベッカーは次のように説明 しています。「ガンフォンを戦略的パートナーとすることで、容量と価格を計画するための確実な基盤を 構築しています。戦略的コラボレーションは、フォルクスワーゲンのe-原材料チームによって実行された、 広範な市場分析の結果です。 この専門チームは原材料業界との密接な関係構築に焦点を当てて います。選ばれた戦略的パートナーと共に、フォルクスワーゲンは、HVバッテリーのバリューチェーンに 沿った相乗効果に取り組んでいます。このプロセスにおいて、私たちは、原材料の容量や競争力の ある価格構造の確保と同様に、持続可能なバリューチェーンが重要であると考えています。」
リチウム供給に加えて、フォルクスワーゲンとガンフォンはまた、電池のリサイクルや固体電池などの 将来のトピックについて協力することにも合意しました。
Ganfeng Lithium Co.,Ltd.（GFL）ガンフォンリチウムについて GFLは、世界有数のリチウム化合物および金属メーカーであり、2010年には中国証券取引所(A株)に、 2018年には香港(H株)に二重上場しています。GFLは、5つのカテゴリーで40以上のリチウム化合物や金 属製品を提供しています。
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