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自動車用ガラスアンテナの開発体制をグローバル3極で構築【AGC】
2019年3月18日
自動車用ガラスアンテナの開発体制をグローバル3極で構築
―IoT時代の“つながる”クルマに貢献―
AGC(AGC株式会社、本社:東京、社長:島村琢哉)は自動車用ガラスアンテナの開発拠点となる電波暗室をベルギー・ゴスリーに建設、本年3月15日に竣工しました。これは、ガラス業界初※の日米欧3極自動車用ガラスアンテナ開発体制が整ったことを意味します。
来たるモビリティ社会には、カメラやLiDAR、センサーなどの機器によるクルマ同士あるいはクルマとすべてのものがつながるV2Xを実現する通信機能が求められます。そうした中、受発信アンテナの搭載および電波の出入り口として、自動車用ガラスの役割が増しています。
また、クルマのデザインを損ねることなく、各種放送波の受信や5Gなどの高速通信に最適なガラスアンテナデザインを設計するためには、開発段階から高度なシミュレーション技術の応用や高精度な計測技術が求められます。
画像:今回竣工した欧州の電波暗室
動画:欧州電波暗室イメージ動画(英語のみ)
AGCは、40年以上にわたり自動車用ガラスアンテナの研究・開発・製造において業界をリードしてきました。既に、日本と米国の電波暗室で自動車用ガラスアンテナの設計を実施し、お客様に最適な自動車用ガラスアンテナを提供しています。欧州での電波暗室竣工により、お客様の開発活動をグローバルに支援し、かつIoT時代の“つながる”クルマに対応するアンテナ開発を加速していく体制が整いました。
AGCグループは、経営方針AGC plusの下、モビリティ分野を戦略事業のひとつに位置付けています。日米欧3極に電波暗室を持つ強みを活かし、 “つながる”クルマの実現に貢献します。
※AGC調べ(2019年3月18日現在)
<ご参考>
■電波暗室とは:
各種電子機器の特性のうち、電磁波の受信に関する特性を測定・評価するために、外界からの電磁波を完全に遮断した施設です。電波暗室内では、電子機器から放射される電磁波を測定します。
■AGCの自動車用ガラスアンテナの開発体制
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