ニュース
ばら積運搬船「CAPTAIN HADDOCK」の引き渡し【川崎重工業】
2019年3月5日
ばら積運搬船「CAPTAIN HADDOCK」
川崎重工は、本日、中国遠洋海運集団有限公司(COSCOCSグループ)と共同運営している大連中遠海運川崎船舶工程有限公司(DACKS、中国大連市)において、INDIGO MARINE SHIPPING S.A.(インディゴ マリン シッピング エス エー)向け61型ばら積運搬船「CAPTAIN HADDOCK(キャプテン ハドック)」(当社第8032番船/DACKS第DE044番船)を引き渡しました。
本船の引き渡し、主要目ならびに特長は次のとおりです。
<引き渡し>
2019年3月5日
<主要目>
全長 199.90 m
長さ(垂線間長) 197.00 m
幅(型) 32.24 m
深さ(型) 18.60 m
満載喫水(型) 13.00 m
総トン数 34,508
載貨重量 61,094 トン
貨物倉容積 77,539 m3
主機関 MAN B&W 6S50ME-B9.3-TII ディーゼル機関 1基
連続最大出力 8,130kW × 108回転/分
航海速力 約14.5ノット
定員 25名
船級 アメリカ船級協会(ABS)
船籍 マーシャル諸島
<特 長>
1)船首楼付き平甲板型で、穀類、石炭、鉱石、鋼材などの貨物を搭載可能な5つの船倉を
有しています。また、各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の
30トンデッキクレーンを装備しており、荷役設備の無い港湾でも荷役作業が可能です。
2)省燃費型の電子制御式ディーゼル主機関を搭載するとともに、抵抗の少ない滑らかな船首形状や
推進効率の高い形状のプロペラ、当社が開発したカワサキフィン付ラダーバルブおよび
コントラフィン付セミダクトなどの推進性能に寄与する技術を採用し、燃費の向上を図っています。
3)省エネルギー技術の採用によって燃料消費量およびCO2排出量を低減させることで、
EEDI規制※のフェーズ2に対応しています。
※EEDI(Energy Efficiency Design Index)規制:
1トンの貨物を1マイル運ぶ際に排出されるCO2のグラム数として定義されるエネルギー効率設計指標(EEDI) を用いて、新造船の省エネ性能に関する規制値への適合を強制する国際規制。 EEDI規制値は建造契約日と引渡日に応じてフェーズ0~3まで段階的に強化される。ばら積み運搬船の場合、フェーズ2ではフェーズ0からの20%のCO2削減が要求される。2013年1月に発効されている。
川崎重工業株式会社ホームページはこちら