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「悪天候に対応可能な車載向けセンシング技術」を開発【三菱電機】

2019年2月13日

自動運転や運転支援システムの作動環境が拡大
「悪天候に対応可能な車載向けセンシング技術」を開発

 三菱電機株式会社は、濃霧や豪雨などの悪天候時でも、車両周辺の状況を高い精度で検知できる「悪天候に対応可能な車載向けセンシング技術」を開発しました。車載センサーの検知精度が著しく低下する悪天候時でも、自動運転や運転支援システムが安定的に作動することが期待できます。

悪天候時に先行車検知による自動ブレーキを想定した一例

開発の特長

1.複数の車載センサー情報を信頼度に基づき選択・統合し悪天候でも高精度に検知
・複数の車載センサーが検知した同一対象物の速度・車幅・向き・距離などの時系列データを瞬時に分析し、
 センサーごとの特性を基に、天候などにより変化する情報の信頼度を推定
・複数のセンサーから得た信頼度の高い情報を選択・統合することにより、悪天候時でも高い検知精度を維持

2.悪天候でのAEB性能実験で効果を実証
・実車を用いて、前方障害物の検知によるAEB性能の実証実験を実施し、前方静止車両に接近する
 一定条件において、最大時速40km走行時でも衝突回避機能の作動を確認
・センサーの検知精度が落ちて作動しなかった悪天候時でも、衝突回避機能の作動を確認
※Autonomous Emergency Braking:衝突被害軽減ブレーキ

開発の概要

お問い合わせ先
三菱電機株式会社 情報技術総合研究所
FAX: (0467)41-2142
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掲載のデータは発表当時のものです。価格・仕様について変更する場合もございます。








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