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TOYOTA GAZOO Racing、2019年の活動計画を発表【トヨタ自動車】
2019年2月7日
TOYOTA GAZOO Racingは、レーシングカンパニーとして、モータースポーツ活動を「もっといいクルマづくり」の根幹に据え、その活動から生まれた商品の開発からGR Garageを中心とした販売拠点の設置まで含めて、一貫してクルマファン層を拡げる活動として推進してきました。先月のデトロイトモーターショーではGRシリーズ初のグローバルモデルとして新型スープラを披露しました。新型スープラは、これまでTOYOTA GAZOO Racingが蓄積してきた知見やノウハウを注ぎ、お客様に心から走る楽しさを感じて頂けるクルマを目指しました。新型スープラをフラッグシップとして、モータースポーツの知見をフィードバックした商品開発に繋げ、GR車種の更なる拡充を目指します。
2018年は、念願のル・マン初制覇やWRCマニュファクチャラーズタイトル獲得と、これまでの挑戦が結果に結びつきましたが、この結果に甘んじることなく2019年も、クルマの持つ「夢」や「感動」をより多くの人々にお届けできるよう、国内外での様々なモータースポーツ活動に取り組んでいきます。FIA世界耐久選手権(WEC)では2018-2019年シーズンに引き続き、2019-2020年シーズンも参戦します(参戦ドライバーなどの体制は後日発表します。)。また、ニュルブルクリンク24時間耐久レースや国内のレースにおいても新たな体制で参戦します。加えて、新たに「Gran Turismo SPORT」などのレーシングゲームとコラボした「e-Motor Sports」にも力を入れていきます。
今後も、TOYOTA GAZOO Racingはトヨタ関連会社とともに、モータースポーツ活動を通じて、「もっといいクルマづくり」を進めていくと共に、商品や販売拠点も含めてクルマ好きの気持ちに応えていき、「クルマファンの拡大」につなげていきます。今シーズンも、TOYOTA GAZOO Racingへの応援をよろしくお願いいたします。
なお、本日より公式サイトにてドライバー特集コンテンツ「The Cross Roads~TOYOTA GAZOO Racingのドライバーたちが語るあの日、あの時~」を公開しますのであわせてご覧ください。(第一弾はGT500クラスに新たに参戦する「中山 雄一選手・坪井 翔選手」のインタビュー記事を掲載)
URL https://toyotagazooracing.com/jp/motorsports/driver/special/2019/the-cross-roads.html
活動および支援計画概要
SUPER GT
3)ニュルブルクリンク24時間耐久レース
・ニュルブルクリンク24時間耐久レースは、TOYOTA GAZOO Racingの 「もっといいクルマづくり」の
原点であり、13年目の参戦となる2019年も、ニュルへの挑戦を通じて人とクルマを鍛え、
市販車開発につながる活動を追求していきます。
・第47回ニュルブルクリンク24時間耐久レース(正式名称47. ADAC TOTAL 24h-Rennen)は、
2019年6月22日(土)~23日(日)に決勝レースが開催されます。
・本年は、2018年に引き続き2年目となるLEXUS LCと、17年ぶりに復活したSUPRAを初投入し
2台体制で参戦します。
将来のスポーツカーなどの市販車に活かすための技術を先行投入し、「もっといいクルマづくり」を追求します。
詳細URL https://toyotagazooracing.com/jp/nurburgring/
4)カスタマーモータースポーツ(GT3)
・LEXUS GAZOO Racingは、LEXUS RC F GT3のグローバル販売やカスタマーサポートを通して、
世界中のお客様にGT3レースを楽しんでいただき、レクサスブランドのイメージ向上に貢献します。
また、レースを通して得られた技術を市販車へフィードバックすることで商品力強化に努めます。
・2019年は世界中の各種レースにRC F GT3が出場します。
FTRS(フォーミュラトヨタ・レーシングスクール)
・
世界および日本のトップカテゴリーにおいて活躍できるレーシングドライバーの発掘・育成と
正しいドライビング教育によるモータースポーツ底辺の健全な拡大を目的に実施。
・本コース受講者の中から、優秀で将来性の見込めるドライバーに対し次年度以降の
レース参戦の支援を行っていく予定。(2019年 FTRS実施日程は未定)
国内FIA-F4選手権
・エントリークラス フォーミュラ・カテゴリーとして開催される国内FIA-F4選手権シリーズに
参戦する若手ドライバーを支援。
・7大会14戦開催予定。
7)5大陸走破プロジェクト
・2014年に「豪州走破プロジェクト」からスタートした5大陸走破プロジェクトは、
モータースポーツ活動の思想を根幹とした「TOYOTA GAZOO Racing」の傘の下、
世界中のお客様が走る多種多様な道を従業員自らが走行し、その体験を通じてテストコースでは
得られない「もっといいクルマづくり」と、それを支える「人づくり」に取り組む活動。
東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年をマイルストーンとし、
継続的な活動を実施しています。
・2018年はアフリカ大陸を2か月間に渡り、スズキ(株)、日野自動車(株)、トヨタ車体(株)のメンバーを含む
76名が10,600kmを走破しました。参加メンバーは、多種多様なアフリカ特有の道を走り、過酷な車両の
使用環境を肌で感じ、またお客様の声を直に聞くことで、アフリカで求められる
「もっといいクルマ」について1人1人が考え、意見を交わしながらクルマと向き合う時間を過ごしました。
・第6弾となる本年は、中東よりスタートしアジア大陸走破へと最後の襷をつなぎます。
詳細URL https://toyotagazooracing.com/jp/wrc/release/2019/0112-01.html
9)FIA世界耐久選手権(WEC)
・2012年より開催されているFIA公認の世界耐久選手権。
・2018-2019年はスーパーシーズンとなり、本年は第6戦セブリング1000マイル(2019年3月15日)から始まり、
2019年の第8戦ル・マン24時間(2019年6月15・16日)が最終戦となります。
・トヨタは、TMGを本拠にTOYOTA GAZOO Racingとして、2台の改良型「TS050 HYBRID」で参戦。
・日本の東富士研究所で開発されたTHS-R(TOYOTA Hybrid System-Racing)は、
これまでの四輪回生/力行システムを踏襲しつつ、エンジン、モーター/ジェネレーター、バッテリー等に
更なる信頼性向上が図られています。また、この活動で得られた技術は、量産ハイブリッド車やEV車開発へと
活かされます。タイヤはミシュラン製を使用します。
・TOYOTA GAZOO Racingは、FIA世界耐久選手権(WEC)2019-2020年シーズンに2台のTS050 HYBRIDで
参戦します。全8戦で行われるシーズンは9月1日の英国シルバーストーンで開幕し、2020年6月13~14日の
ル・マン24時間レースが最終戦になります。ドライバー構成については後日発表いたします。
詳細URL https://toyotagazooracing.com/jp/wec/
全日本ラリー選手権
・TOYOTA GAZOO Racingは国内最高峰のラリー選手権に参戦し「もっといいクルマづくり」に向けて
人とクルマを鍛えていきます。
・トヨタ社員がエンジニアおよびメカニックとして、車両製作からラリー参戦まで一貫して行います。
詳細URL https://toyotagazooracing.com/jp/jrc/release/2019/0117-01.html
ダカールラリー
トヨタ ランドクルーザー200で参戦するトヨタ車体(株)のラリーチームであるTeam Land Cruiser TOYOTA AUTO BODY(TLC)を支援します。
12)参加型モータースポーツ
・
「クルマを操る」「クルマで走りを楽しむ」といったクルマ本来の魅力を楽しんでいただく場を、
全国の地域やサーキット等と連携し提供。レース、ラリー両方の分野で参加型モータースポーツへの挑戦を
目指す方々に向けた支援を充実させます。
①TOYOTA GAZOO Racing 86/BRZ Race
主管 トヨタカーズ・レース・アソシエイション(T.R.A.)
・2013年にスタートした86/BRZ Raceは、TOYOTA86「86Racing」とSUBARU BRZ「RA Racing」だけで競う
ワンメイクレース。2015年より“プロフェッショナルシリーズ”と“クラブマンシリーズ”の2シリーズ制を
導入しています。“プロフェッショナルシリーズ”は、スーパーGTやスーパーフォーミュラに参戦経験のある
プロドライバーも多数参加しています。“クラブマンシリーズ”は、プロ認定ドライバーは参加出来ず、
アマチュアドライバーのみで腕を競い合います。
②TOYOTA GAZOO Racing Netz Cup Vitz Race
主管 トヨタカーズ・レース・アソシエイション(T.R.A.)
・Netz Cup Vitz Raceは、ヴィッツ「RS Racing」及びヴィッツ「GR SPORTS“Racing”Package」と、
国内Aライセンスがあれば誰でも参加することができるアマチュアレース。2000年にスタートし、
2019年には開催20年目を迎えます。全国主要7サーキットで開催され、参加者の半数が
ビギナーレーサーで女性も多く参加しています。
③TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ
主管 TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ事務局
・TGR ラリーチャレンジは、手軽にエントリーできる日曜開催のワンデイラリーをコンセプトに、
国内ラリーの入門編として、日本全国で開催しています。国内B級ライセンスをお持ちの方であれば
どなたでもエントリー可能で、86だけでなく、ヴィッツやアクア、ハイブリッド車やAT車でも参加できることが
魅力となっています。
④TOYOTA GAZOO Racing Driving Experience
・
クルマの「走る」、「曲がる」、「止まる」の基本操作から、よりハイレベルで実戦的な
ドライビングテクニックまで、自分のレベルに合わせてレッスンを受けることができる、走行イベントです。
・MEGA WEBで運転の基本操作が学べる「PROGRAM1」、全国各地のサーキットでスポーツ走行初心者向けの
「PROGRAM2」と、スポーツ走行経験者を対象とした「PROGRAM3」を開催いたします。
また、「Netz Cup Vitz Race」及び「86/BRZ Race」への参戦を見据えたより実践的な「PROGRAM4」や
サーキットとは異なるフィールドで、クルマの楽しさを体験頂ける「SPECIAL PROGRAM」も開催いたします。
詳細URL https://toyotagazooracing.com/jp/drivingexperience/
13)GRシリーズ・GR Garage
GRシリーズ
ご参考GRシリーズ車両 https://toyotagazooracing.com/jp/carlineup/
GR Garage(ジー・アール・ガレージ)
概要
GRシリーズの投入に合わせ、スポーツカーやモータースポーツを軸に、幅広いお客様にクルマの楽しさを広めることを狙いとしたTOYOTA GAZOO Racingの地域拠点です。
「GRコンサルタント」と呼ばれる専任スタッフが常時在籍し、クルマ好きなお客様と共に語り、楽しむ場を提供します。86やGRシリーズの試乗車*1を常設、また、カスタマイズパーツやTGRコレクション等のアイテム販売、様々なイベント、アクティビティを用意し、子どもから大人までクルマを楽しんでいただく場づくりをします。*2
クルマファンが集い、語らい、一緒になってクルマを楽しむ、「町いちばんの楽しいクルマ屋さん」を目指し、地域のクルマファンが楽しめる活動を実施する販売店と共に、2019年3月末までにGR Garage49店舗開店となる予定です。
*1 運営する販売店の扱い車種に限ります。 *2 GR Garageのお店や活動内容は販売店によって異なります。詳しくはお近くのGR Garageまでお問い合わせください。
ご参考GR Garage一覧 https://toyota.jp/gr/garage/
14)クルマ好き・クルマファンとの交流の場づくり
クルマ好き同士や、モータースポーツファンがクルマの夢や希望、楽しさについて語り合う場所や機会を広げる取り組みを推進します。
①「TOYOTA GAZOO Racing FESTIVAL」
レースカーから自慢の愛車まで、様々なクルマが集う、クルマ好き・クルマファンの祭典です。毎年4万人を超えるお客様に来場いただいており、本年は12月上旬に、富士スピードウェイで開催する予定です。
②「TOYOTA GAZOO Racing PARK」
モータースポーツの魅力を取り入れた体験コンテンツを取りそろえ、子供から大人まで、クルマやモータースポーツを楽しむことができる地域密着型のイベントです。クルマファンの裾野拡大を目指し、地域に根差したイベントとして、全国各地で実施予定です。
③国内カスタマイズカーショーへのTOYOTA GAZOO Racingブース出展
毎年1~2月開催の東京オートサロン・大阪オートメッセに、TOYOTA GAZOO Racingブースを出展し、クルマ好き・クルマファンとの交流を図るとともに、お客様の声を商品企画に反映します。
④モースポフェス2019 SUZUKA
メーカーの垣根を越えて、さまざまなモータースポーツの魅力をお伝えし、クルマを運転する楽しさやクルマへの憧れ・夢を育むことをコンセプトに、TOYOTA GAZOO Racingと本田技研工業株式会社、株式会社モビリティランド 鈴鹿サーキットの3社が共催するイベントです。3月2日(土)・3日(日)に、鈴鹿サーキットで開催する予定です。
詳細URL https://toyotagazooracing.com/jp/event/
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