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新型「シーマ」を発表【日産自動車】
2012年4月25日
日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン)は、新型「シーマ」を5月21日 より全国一斉に発売します。
「シーマ」は初代の発売以来、その時代の最先端技術に支えられた優れた走行性能や先進装備がお客さまに支持され、高い評価を得てきました。今回5代目となる新型「シーマ」は、歴代の「シーマ」のDNAである「圧倒的な走行性能」を継承し、高い動力性能を誇りながら、快適性や安全性に加え、優れた環境性能も 兼ね備えています。
エクステリアは、大型グリルやメッキモールをあしらったバンパーによる存在感のあるフロントマスクと、3メートルを超えるロングホイールベースがもたらす伸びやかなサイドビューにより、車格感のある「シーマ」らしいデザインとしています。
パワートレインには日産独自の1モーター2クラッチ方式のハイブリッドシステム「インテリジェント デュアル クラッチ コントロール」を採用し、16.6km/L(JC08モード)というクラストップレベルの低燃費と、優れた加速 性能を両立しています。
さらに、新しくチューニングを重ねたコンフォートサスペンションや、日産初の採用となる吸音タイヤ、後席をより重視したチューニングを施したアクティブノイズコントロールを搭載するなど、「シーマ」にふさわしい上質な乗り心地と高い静粛性を実現しています。加えて、クラストップレベルのニールームを実現した後席には、フロントシートヘッドレスト一体型の7インチワイドディスプレイや、読書灯、バニティミラー、サンシェード等の 快適装備をふんだんに採用し、最高級のホスピタリティを提供します。
また製造工程においては、「シーマ」専用に設けられた塗装、組み立て、検査の各工程で、高度な技術を 持つ匠が造り込みを行い、「シーマ」にふさわしい最高の品質を追求しています。
新型「シーマ」は、「平成27年度燃費基準+20%」を達成し、国土交通省の「平成17年基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」認定とあわせて、「環境対応車普及促進税制(エコカー減税)」による減税措置*1で自動車取得税及び自動車重量税が免税となります。尚、新型「シーマ」は全車がエコカー補助金*1の対象となります。
日産は、究極のエコカー「ゼロ・エミッション」とエンジン進化型エコカー「PURE DRIVE」を二本柱として、CO2排出量の削減に取り組んでいます。新型「シーマ」も日産独自のハイブリッドシステムを搭載したPURE DRIVE*2の1モデルです。
新型「シーマ」の特長は以下の通りです。
● 「シーマ」らしい、車格感あるデザイン
● 走行性能と環境性能を高次元で両立したハイブリッド
● 圧倒的に広く、心地のよい後席空間
販売目標台数
1000台/年
発表展示会
5月26日(土)、27日(日)
新型「シーマ」の車両概要
1. デザイン
高級感と存在感あふれるエクステリアデザイン
● しっかりとした立体的なフレームを持つ大型グリルや、メッキモールをあしらったバンパーなどによる、 存在感のあるフロントマスク
● FR(後輪駆動)車ならではの、ロングノーズ、ショートデッキの美しいプロポーション
● 伸びやかでエレガントなサイドビュー
● 美しいボディラインを彩る全5色のボディカラーを設定
2. 走行性能、環境性能、安全性能
ハイブリッドシステム
● 日産独自の1モーター2クラッチ、パラレル方式のハイブリッドシステム「インテリジェント デュアルクラッチ コントロール」を採用し、ダイレクト感のあるレスポンスに優れた走りと低燃費を両立。
● ハイブリッド専用エンジン「VQ35HR」(最高出力:225kW(306PS)/6800rpm、最大トルク:350N・m(35.7kgf・m)/5000rpm) と高性能モーター「HM34」(最高出力:50kW(68PS)、最大トルク:270N・m(27.5kgf・m))、高出力で素早い充放電が可能なリチウムイオンバッテリーを組み合わせ、さまざまな走行シーンで、効率が良くパワフルな走りを実現。
● マニュアルモード付電子制御7速ハイブリッドトランスミッション
● 電動でポンプを作動させて油圧を発生させる電動油圧式電子制御パワーステアリング
● ブレーキの倍力機構に電動タイプを採用した電動型制御ブレーキ
● 回生協調ブレーキシステム
● ハイブリッドシステムの作動状況(エネルギーモニター)やバッテリー残量、アクセルガイドやECOドライブ インジケーター、EVオド・ツイントリップメーターなど多彩な情報を表示するメーターディスプレイ
メカニズム
● 路面からの入力に応じて、2つのピストンで減衰力をコントロールするダブルピストンショックアブソーバーを採用し、ゆっくりとした大きな揺れと小刻みな振動の両方を抑え、乗り心地を向上。
● アクセルペダルの反力とメーター内のECOドライブインジケーターの色や点滅によって、クルマがドライバーのエコドライブをサポートするECOペダルを採用。
● 特殊吸音材を内部に取り付けることで、走行時のロードノイズや共鳴音を吸収する吸音タイヤを日産として初めて採用し、剛性と質量を最適化したアルミホイールとあわせて、快適な乗り心地とロードノイズ低減を実現。
● エンジン回転数に同期して発生する不快なこもり音に対して、逆位相の制御音を出力するアクティブノイズコントロールを採用。後席をより重視したチューニングを実施し、優れた静粛性を実現。
先進の安全装備
● インテリジェントペダル(ディスタンスコントロールアシスト)
● インテリジェントクルーズコントロール
● インテリジェントブレーキアシスト/前席緊急ブレーキ感応型プリクラッシュシートベルト
● LDP(車線逸脱防止支援システム)/LDW(車線逸脱警報])/FCW(前方車両接近警報)
● VDC(ビークルダイナミクスコントロール〔TCS機能含む〕)
その他の主な安全、環境対応技術
● タイヤ空気圧警報システム(輪位置表示機能付)
● バックビューモニター(カラー、車幅/距離/予想進路線表示機能付)
● サイドブラインドモニター(カラー、左側車幅/前端表示機能付)
● 小学校付近の安全運転ガイド
● 高速道路での逆走報知
● 安全運転支援システム(DSSS*3)
● 高輝度LEDリヤコンビネーションランプ
● アクティブAFS
● SRSエアバッグシステム
● 歩行者傷害軽減ボディ(ポップアップエンジンフード付)/高強度安全ボディ(ゾーンボディ)
● エアバッグ展開連動ハザードランプ
● JC08モード燃費への対応
● 全車で「平成17年度基準排出ガス75%低減レベル(SU-LEV)」の認定を取得
● リサイクル可能率95%以上を達成(「新型車のリサイクル可能率の定義と算出方法のガイドライン(1998年自工会)」に基づき算出)
● 燃費表示機能
など
3. 最上級のホスピタリティと、広く快適な後席空間をサポートする先進装備
インテリア
● 3メートルを超えるロングホイールベースにより、クラストップレベルの後席二ールームを実現。
● 柔らかい触感と自然な風合いを実現したセミアリニン本革シートや、職人が純銀粉を手で刷り込む特殊加工で木目を華やかに際立たせた銀粉本木目フィニッシャーを採用し、華やかで心地よいインテリア(CIMA HYBRID VIP G/CIMA HYBRID VIPに標準装備)
● フォレストエアコン
● パーソナルドライビングポジションメモリーシステム(ステアリング・運転席・ドアミラーのポジション、ナビゲーションシステム・オーディオ設定、エアコン設定)
シート
● 全席のクッションパッドに低反発ウレタンを採用。
● 前席に、シートクッション及びシートバックから、暖気または冷気を吹き出すエアコンディショニングシートを採用。(CIMA HYBRID VIP G / CIMA HYBRID VIPに標準装備、CIMA HYBRIDにメーカーオプション)
● 後席に、最適なリラックス姿勢と優れた乗り心地を実現するパワーリクライニングシート(CIMA HYBRID VIP G/CIMA HYBRID VIPに標準装備)やヒーター付シート(CIMA HYBRID VIP G / CIMA HYBRID VIPに標準装備、CIMA HYBRIDにメーカーオプション)を採用。
● 助手席にパワーオットマン機構を採用。
快適な後席空間を支える装備
● BOSE®5.1chサラウンド・サウンド付後席プライベートシアターシステムを採用。(CIMA HYBRID VIP Gに標準装備、CIMA HYBRIDにメーカーオプション)計16個のスピーカーを最適に配置し、すべてのシートで臨場感のある5.1chサラウンド・サウンドを実現。また、前席ヘッドレストの後部に高精細7インチVGAディスプレイを搭載し、後席でも高画質でクリアな映像が視聴可能。
● 後席読書灯
● 後席パーソナルランプ&照明付バニティミラー
● リヤ電動サンシェード
● リヤドアサンシェード
● センターコンソール内とセンターコンソール背面に設けた、DC12V電源ソケット
● 後席からも運転席からも助手席パワーシートのポジションの調節が可能な、助手席コントロールスイッチ
● 後席でもオーディオ、エアコン、シートの操作が可能な、リヤセンターアームレスト内蔵コントロールスイッチ(CIMA HYBRID VIP G / CIMA HYBRID VIPに標準装備)
● 軽く閉めるだけで静かにしっかり閉じられる、リヤドアオートクロージャー
● トランクリッドを軽く押し下げるだけで静かにロックできる、トランクオートクロージャー
カーウィングスナビゲーションシステム(地デジチューナー内蔵・HDD方式)
4. 製造品質への取り組み
塗装工程
よりボディ塗装表面の鮮映性が求められる濃色の車体色については、勢いのある艶やかな輝きを実現するために、従来の塗装工程に加え、中塗り後一度生産ラインから外し、専用の特別室で熟練した塗装の匠が 一台一台手磨きをしてから上塗りをすることで、美しい仕上がりを実現しています。
特別検査工程
生産工程での検査の最後に、特別の資格をもった熟練の検査員により、すべてのクルマについて、入念な品質検査を実施。ヒトの目や手、「シーマ」から採用しているデジタル測定器により、きめ細やかなチェック を行っています。
走行試験工程
あらゆる走行シーンを再現したテストコースにて、運転席と後席に2名で乗車して実施。運転席では熟練のテストドライバーが、後席ではベテランの検査員が、走行や操舵のフィーリング評価試験に加え、内装の 軋み音等のかすかな異音も逃さぬよう、すべてのクルマについて念入りなチェックを行います。
品質検査確認書
全ての品質検査が完了した後、その証として栃木工場長直筆のサインを入れた新型「シーマ」専用の品質 検査確認書を搭載。
*1 エコカー減税とエコカー補助金の詳細については、「シーマ」エコカー減税サイトをご参照ください。尚、エコカー補助金は2011年12月20日~2013年1月31日までの登録(届出)車が対象で、「シーマ」の補助金は10万円。ただし、申請総額が予算を超過し次第終了となります。
*2 PURE DRIVEとは、現在広く普及しているエンジン車に最適な次世代環境技術(アイドリングストップ、クリーンディーゼル、ハイブリッドなど)を搭載し、クラストップレベルの低燃費を実現するエンジン進化型エコカーのラインアップの名称。
*3 DSSSはDriving Safety Support Systemsの略。警察庁とその所管法人である社団法人新交通管理システム協会が継続的に推進しているプロジェクトで、DSSS用光ビーコンによる路車間通信などの最新のITSテクノロジーを駆使して交通事故の削減を目指すシステム。
全国希望小売価格(消費税込み)
関連URL
「シーマ」WEBカタログ
http://www.nissan.co.jp/CIMA/
「シーマ」エコカー減税サイト
http://www.nissan.co.jp/EVENT/TAX/CIMA/
「NISSAN PREMIUM FACTORY」サイト
http://www.nissan.co.jp/PREMIUMFACTORY/
【ご参考】
日産自動車、「シーマ」 認定中古車制度を開始
日産自動車㈱(本社:神奈川県横浜市西区 社長:カルロス ゴーン 以下、日産)は、新型「シーマ」発表にあわせ、旧型(F50型)「シーマ」の「認定中古車制度」を実施します。
本制度は、良質且つ高い付加価値の中古車をお客さまに提供し、より安心してお乗りいただくことを目的に導入するものです。
本認定中古車は、日産が一定の品質を守るための「認定基準」をクリアした良質な車両に、認定車特典を付加したものとし、同車両に対しては認定の証である「認定証」を購入販売会社から発行します。具体的な認定基準と認定車特典は以下の通りです。
認定基準
◆ F50型シーマ全年式を対象とし、年式制限はなし
◆ 事故修復歴(査定協会基準)がない車両であること
◆ 外観傷や内装傷、故障部位について補修、修復済みの状態であること
◆ 走行距離50,000km未満であること
認定車特典
○ ワイド保証プレミアム
認定中古車に対して、販売会社がお客さまに無償で提供するワイド保証(1年間)にプラスしてワイド保証プレミアム1年をさらに無償で提供し、トータル2年間の無償保証を提供します。
WEB告知について
中古車専用サイトGet-U(http://www.get-u.com/)中に、「シーマ」認定中古車専用ページ(http://www.get-u.com/nintei/cima/)を追加し、「シーマ」認定中古車制度についての内容を告知します。
「シーマ」認定中古車の認定基準の説明や、認定証の発行等の内容を紹介します。
日産自動車株式会社ホームページはこちら