ニュース
日野チームスガワラ、ダカールラリー2019 クラス10連覇を達成 菅原義正氏は連続出場記録を36回に更新【日野自動車】
2019年1月19日
日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:下義生、以下日野)は、2019年1月6日~17日にペルーで開催されたダカールラリー2019のトラック部門に、菅原義正氏が率いるチームスガワラと共に、「日野チームスガワラ」として日野レンジャー2台で参戦しました。その結果、菅原照仁ドライバー(46歳)が、同部門の排気量10リットル未満クラスで優勝し、チーム史上最多となるクラス10連覇を達成しました。また、排気量が10リットルを超えるエンジンを搭載した大型トラックが上位を占める中、中型トラックである日野レンジャーは、菅原照仁氏のドライビングテクニックと豊富なラリーの経験を活かし、総合9位を獲得いたしました。
クラス10連覇を果たした菅原照仁ドライバーの日野レンジャー2号車
菅原照仁ドライバーは今回のラリーを振り返り、「今回は、新型車両で毎年上位の大型勢と戦いました。新たな課題を感じる一方、この先、どうするべきか、見えたところもあります。コースがハードになったからといって、完走狙いでは勝負にならない。今後も、リスクを冒した走りをしていかないとトップ争いに食い込むことは難しいと思います。」とコメントしました。
下社長とメカニックを乗せてフィニッシャーズゲートをくぐる日野レンジャー2号車
また、「ダカールの鉄人」こと菅原義正ドライバー(77歳)は、序盤のステージ2において、ステアリングの車両トラブルで無念のリタイアとなりました。菅原義正ドライバーは、1983年にパリ・ダカールラリー(当時)の二輪部門に初参戦して以来、1992年から日野のチームに合流して参戦を続けており、今回、同ラリー史上最多となる連続36回出場の世界記録を更新しました。
菅原義正ドライバーは「2年続けてのリタイアは本当に悔しい。応援してくださった皆様には感謝の気持ちと同時に申し訳なく思います。一方で2号車が排気量10リットル未満クラスの10連覇を達成出来て良かった。その点は安堵しています。」とコメントし、息子の成績を称えました。
さらに今大会では、日野が1991年に日本の商用車メーカーとして初めて同ラリーに参戦して以来、連続28回目の完走も達成しました。1月17日に、リマで行われたゴールセレモニーに駆けつけた日野の代表取締役社長、下義生は「タフなコースをしっかり走り切り、クラス10連覇を達成。今回の連覇はチーム全員の勝利でしょう。みなさんにお疲れさまと言いたいです。1号車は残念でしたが菅原義正ドライバーの次回の挑戦に期待しています。2号車も来年に向けて、さらに磨きをかけていきたい。また、こうした経験をより良い商品づくりに活かしていきたいと考えています。」とコメントしました。
喜びを分かち合う、下社長と菅原照仁ドライバー(右)、羽村ナビゲーター(左)
日野はこれからも、世界最高峰のラリーに挑戦を続けることで、世界中のお客様やモータースポーツファンと感動を分かち合い、活動を通じて培ったチャレンジスピリットと技術力を活かして「もっと、はたらくトラック・バス」の実現に向けて、お客様のお役に立つ商品・サービスを提供し続けてまいります。
クラス10連覇を祝う日野チームスガワラと応援に駆けつけた方々
日野自動車のダカールラリー参戦活動の詳細については、公式ウェブサイトをご参照ください。
・ http://www.hino.co.jp/dakar/index.html
本リリースに掲載している写真の画像データをダウンロードできます。
日野自動車株式会社ホームページはこちら