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Grabが二輪配車事業での戦略的業務提携に合意【ヤマハ発動機】
2018年12月13日
ヤマハ発動機株式会社(以下「ヤマハ発動機」)と、東南アジア配車サービス最大手のGrab Holdings Inc.(以下「Grab」)は、インドネシアを中心とした東南アジア地域における二輪配車事業に関連した戦略的業務提携に合意しました。また、ヤマハ発動機はGrabに対して、1.5億米ドルの出資を実施します。
このたびの提携では、1)ヤマハ発動機が持つ二輪車の安全に関する技術やノウハウを活用することで、二輪配車サービス需要に対して安全・安心を見える化し、サービス利用者の満足度向上を目指す、2)二輪配車サービス従事者(二輪タクシードライバー)・検討者に対して、二輪車購入のハードルを下げるスキームを構築する などに取り組み、ソリューションと変革を通じて次世代のモビリティサービスを実現します。
このたびの提携は、ヤマハ発動機が12月11日に発表した2030年長期ビジョンの一環として、「ART for Human Possibilities」を旗印に、ロボティクス技術活用(Advancing Robotics)、社会課題へのヤマハらしい取り組み(Rethinking Solution)、モビリティの変革(Transforming Mobility)を推し進めることで、人々の可能性を拡げ、より良い社会と生活の実現を目指すものです。
今回のGrabとの提携により、Grabが持つ東南アジアにおける顧客基盤および二輪配車事業に関する知見を活用し、今後の製品開発に活かしていきます。
Grabは、東南アジアで最も多く利用されるモバイル配車サービスのひとつです。現在、Grabのアプリは1億2,500万台以上の携帯端末にダウンロードされ、ユーザー数は800万人以上に上ります。Grabのサービスは2012年の創業以来、25億回以上の利用があり、その地域は8ヵ国、235都市に広がっています。配車サービスのみならず、フードデリバリーや宅配サービスなどこの地域で幅広いサービスを提供しています。
ヤマハ発動機 : 執行役員 MC事業本部長 木下拓也コメント
「このたびのGrabとの戦略的パートナーシップによる協業は、ユーザー参加型の新たな交通システムにおける、ユーザーとドライバーの安全と安心の向上を図るものです。弊社のテクノロジーにより、今後のモビリティシステムにおける二輪車の価値をさらに向上させるとともに、新たなモビリティソリューションの創出を期待します。」
Grab : President of Grab Ming Maaコメント
「私たちはインドネシアにおいて業界をリードする安全モビリティサービスを開発・提供するためにヤマハ発動機とパートナーシップを組んだことに興奮しています。二輪タクシーの運転手や乗客の安全は、私たちにとって非常に重要です。東南アジアにおいて最も安全で、かつ信頼性の高い配車サービスを構築する為、ソリューションと変革を通じた次世代のモビリティサービス提供に向けてパートナーと協力し続けます。」
ヤマハ発動機について
ヤマハ発動機は、小型エンジン技術、車体・艇体技術、制御技術をコア技術とし、基幹の二輪車事業をはじめ、ボート・船外機等のマリン、スノーモビルや発電機等の特機、産業用ロボット、電動アシスト自転車、自動車用エンジンなど多軸に事業を展開、世界30ヵ国・地域のグループ140社を通じた開発・生産・販売活動を行い、企業目的である「感動創造企業」の実現に取り組んでいます。
Grabについて
Grabは、シンガポールを拠点とし、東南アジアで最も多く利用されるモバイル配車サービスの1つです。Grabは、東南アジアの人々がデジタル経済の恩恵をうけられるよう、安全で手頃な運賃の二輪配車サービスだけでなく、フードや宅配サービス、モバイル決済、ファイナンシャル・サービスなどシンガポール、インドネシア、フィリピン、マレーシア、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア各国でサービスを提供しています。
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