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物流を支えるUDトラックスのヒーロー ~UDトラックス現場チャレンジを通じてメカニックの仕事の魅力を多くの人へ~【UDトラックス】
2018年11月20日
UDトラックスでは日々多くのメカニックがトラックの稼働を支えていますが、その数は日本においても海外においても不足しています。UDトラックスはメカニックの仕事の魅力をより多くの人に知ってもらうため、2年に1度「現場チャレンジ」を開催しています。「私達のビジネスにおけるヒーローであるメカニックを主役にしたコンテストの開催は、メカニックの魅力を広めるとともに、メカニックの育成を目的にしています。当社はメカニックの育成に全力を挙げています。今後もメカニック希望者にとって魅力ある職場の実現に貢献していきます」と、 UDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市)の丸山浩二(専務執行役員、国内営業部門統括)は語っています。
UDトラックス株式会社(本社:埼玉県上尾市、代表取締役社長:酒巻孝光)は11月6日、上尾本社でUD現場チャレンジワールドファイナルを開催しました。UDトラックスがビジネスを展開する世界各地を代表する12チームが参加し、香港のチーム「スワイヤー・シナジー」が優勝を勝ち取りました。 UDトラックス独自のイベントである現場チャレンジは、大会の結果が全てではありません。UDトラックスが2年に1度、世界中で働くメカニックを対象にサービスコンテストを開催する理由をご紹介します。
物流は社会の生命線
物流は社会の生命線であり、日々多くのトラックが、人々の生活に欠かせない様々な商品を運んでいます。それらの物の流れを支えているのが、プロとして高い技術を持つメカニックです。 誇りと情熱をもったメカニック達の働きが、効率的でスマートな物流という社会の要求に応えることを可能にしています。
UDトラックスの海外販売SVPのピエール・ジャン・ヴェルジュ・サラモンは「私達の身の回りのほとんど全ての物が、私達の手元に届くまでの間に一度はトラックで運ばれています。そういう意味でも、メカニックは社会システムが機能する上で極めて重要な役割を果たしています」と話します。
「今年の現場チャレンジのテーマ『君たちこそがヒーローだ』は、UDトラックスのビジネスで最も重要な業務に携わる現場従業員に光を当てています。」(UDトラックスSVPジャック・ミシェル)
メカニック不足は世界共通の課題
現在日本だけでなく海外でもメカニック不足が深刻化しています。日本では10万カ所*1 近くある整備工場の約半分で人手不足が生じていると言われています。また、全国でおよそ40万人*2 のメカニック有資格者の平均年齢は44 歳*2 であるため、若い世代のメカニック希望者の増加を後押しすることが重要になっています。インドネシア、オーストラリア、南アフリカ、シンガポール、その他世界中のUDトラックスのマーケットでも状況は同じです。 UDトラックスはメカニック不足を社会全体で解決すべき課題と捉え、現場チャレンジを通じてメカニックという仕事の認知度や魅力の向上を目指しています。
世界のメカニックを対象にした外国人技能実習制度
メカニックの専門職を育成するためにUDトラックスが取り組んでいるもう1つの活動が、2018年より開始した外国人技能実習制度です。本年は58名の実習生をフィリピンとインドから受け入れています。これから3~5年の間、UDトラックスでメカニックとして技術の基盤を築き、実習終了後に彼らが持ち帰る技能には大きな期待がかけられています。 「実習生の受け入れによって実現した多様性のある職場環境と、彼らの生み出す様々な新しいアイディアは、UDトラックスにとって非常に価値のあるものです」と丸山浩二は述べています。
また、UDトラックスは現職メカニックのための認定プログラムや新卒者のための研修プログラムも数多く用意し、メカニックの継続的な成長を支えています。
2018年は現場チャレンジに加えて、初めて学生向けに「ジュニア現場チャレンジ」を開催しました。日本の自動車専門学校から10チームを招待し、ワールドファイナルに参加した代表チームと交流したほか、上尾本社の研修センターで現場チャレンジと同じように整備の知識と技術を競い合いました。
UD現場チャレンジはチームワークを競います
現場チャレンジは、UDトラックスのアフターサービスの現場を再現し、メカニック、部品スタッフ、フロントがチームを組み、お客様へ最高のサービスをご提供するためのチームワークを競います。各チームには実際にサービス現場で発生する課題が与えられ、制限時間内で解決を試みます。課題解決に至る全ての手法が評価され、得点が付けられます。
回を追うごとに現場チャレンジの参加者は増えています。今年は、日本、南アフリカ、香港、台湾、タイ、インドネシア、マレーシア、中東、南アフリカから、これまでで最多の347 チーム、約1,300名が参加し、ワールドファイナルには12チームが残りました。
UD トラックスはメカニックの採用を拡大していきます
UDトラックスは日本および海外でその市場を拡大しており、ビジネスで最も重要なメカニックを積極的に採用しています。
*1 国土交通省 自動車整備工場に関する統計
*2 一 般社団法人 日本自動車整備振興会連合会 平成28年度 自動車分解整備業実態調査結果の概要について
参加者の集合写真
会場の様子
競技中の様子
当リリースに関するお問い合わせ先
UDトラックス広報
Info.udtrucks.japan@udtrucks.co.jp
【UDトラックスについて】
UDトラックスは世界60カ国以上で先進的な輸送ソリューションを提供する日本の商用車メーカーです。1935年の創業以来、「時世が求めるトラックとサービスを提供する」というビジョンを掲げ、革新的な技術の開発で業界をけん引してきました。より高い満足を求めるお客様のため、私たちは信頼性の高いソリューションにより、スマートロジスティクスの実現に向けて取り組んでいます。大型トラック「クオン(Quon)」「クエスター(Quester)」から中型トラック「コンドル(Condor)」「クローナー(Croner)」、小型トラック「カゼット(Kazet)」「クーザー(Kuzer)」までのフルラインアップ、そしてカスタマーサービスと販売金融により、世界各国の様々なお客様のニーズに対応しています。
UDトラックスは全世界に10万人の従業員を有するボルボ・グループの一員です。ボルボ・グループの2017年における純売上高は3350億SEK(スウェーデン・クローナ)でした。
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