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車載レーダー・アプリケーションの開発期間を短縮する新レーダー・ソリューションを発表【NXPセミコンダクターズN.V.】
2018年10月3日
NXP、車載レーダー・アプリケーションの開発期間を短縮する新レーダー・ソリューションを発表
NXP、高性能のエンド・ツー・エンド・レーダー・ソリューションを発売
● 市場をリードするNXPのレーダー・プロセッサ(注1)と車載グレードのレーダー・ソフトウェアを搭載した新リファレンス・デザインによるレーダー・ソリューション
● エコシステムを拡大し、複雑なレーダー開発向けに最適化した使いやすいソフトウェア開発キットの形で車載レーダー・ライブラリを提供
● CES 2018のNXPブース(ブース番号:CP-25)で業界リーダーとともに未来技術を紹介
車載レーダー市場の世界的リーダー企業であるNXP Semiconductors N.V.(注2)はS32Rプロセッサ、RFトランシーバ、アンテナ設計を新しいリファレンス・プラットフォーム上で組み合わせた車載レーダー・ソリューションにより、レーダー・エコシステムを拡大しました。新ソリューションはColorado Engineeringとのパートナーシップを通じて開発されており、厳しい業界からの機能、性能、安全要件に対応する、現時点で入手可能な唯一の車載グレード・レーダー開発プラットフォームとなります。このソリューションは量産車向けのレーダー開発と展開を加速するために開発されたもので、開発コストの低減とレーダー・アプリケーションの世界的な普及を目的としたツールのフル・エコシステムを提供します。
現在、車載市場のアナリストは、自動車生産へのレーダー技術の普及率が2020年までに50%に達すると予測しています。車載レーダーがもたらすさらなるセーフティ、自動運転車実現への要求、新車アセスメント・プログラム(NCAP)などにおける新しい安全基準により、自動車メーカーやレーダー・モジュール・サプライヤにとってレーダーの実装を急速に進めることが重要な課題となっており、それが車載レーダー市場の急成長をもたらしています。以前はプレミアム・モデル向けだったこれらの安全機能を主流の量産車ラインに導入するために、開発期間短縮の必要性がさらに高まっています。
S32R27プロセッサ、TEF810x CMOSトランシーバ、FS8410パワーマネジメントICを使用したNXPのレーダー・ソリューションは、レーダー実装を容易にするハードウェア、ソフトウェア、ツールによってレーダー・アプリケーション開発への参入障壁を低減し、お客様の開発期間短縮を可能にします。
NXPの車載レーダー・リファレンス・プラットフォーム
Colorado Engineeringとの協力により開発された新RDK-S32R274レーダー・ソリューションにより、開発者にとってNXPの技術を使用した高性能車載レーダーの迅速なプロトタイプ製作が可能になります。このオープンで柔軟な開発プラットフォームはモジュール方式のアーキテクチャを採用し、革新的なレーダー・ソフトウェア開発キットとともにNXPのS32Rプロセッサとトランシーバを搭載しています。拡張モジュールとアンテナ・モジュールはお客様の特定のアプリケーション要件に適したカスタム開発プラットフォームの開発のために最適化可能です。
Colorado Engineering, Inc.のCEOのLarry Scally博士は、次のようにコメントしています。「市場をリードするNXPのレーダー・プロセッサ・ポートフォリオと、エンド・ツー・エンド・システム開発と統合に関する私たちの専門知識により、お客様の開発期間を短縮するユニークなソリューションが実現します。S32R27に統合された高度に最適化済みのレーダー・アクセラレータを活用することにより、お客様は極めて複雑な車載レーダー・アプリケーションの実装にあたり有利な立場を確保できます」。
NXPのレーダー・プロセッサ
レーダー・プロセッシングの技術と市場をリードする製品として、NXPの高集積レーダー・プロセッサはすでに発表済みのS32R27やS32R37を含めたスケーラブルな製品ファミリをお客様に提供します。これらの製品は高効率レーダー・アクセラレータの統合により、従来のDSPに比べワット当たり性能を10倍に向上しています(注3)。これにより、衝突回避、車線変更支援、自動緊急ブレーキなどのセーフティ・クリティカル・アプリケーション向けに長距離への対応、解像度と精度の向上を実現します。
NXPの車載グレード・レーダー・ソフトウェア
車載グレード・レーダー・ソフトウェア開発キットはお客様に、アクセラレータを活用するソフトウェアの独自開発リソース投資を不要にし、アプリケーションの構築と最適化を迅速化する広範なレーダー・アルゴリズム・ライブラリを提供します。NXPのコンパイラ、開発環境、MCALS、無償/商用RTOSサポートの広範なエコシステムは、開発期間短縮に必要なツールをお客様に提供します。
供給
S32R27とS32R37は世界のすべてのお客様に提供中です。RDK-S32R274は現在、事前注文可能で、11月末に出荷を開始する予定です。
出典
注1:NXPのレーダー・マイクロプロセッサ出荷数とIHS 2017レーダー市場レポートに基づく
注2:NXPのレーダー・マイクロプロセッサ出荷数とIHS 2017レーダー市場レポートに基づく
注3:NXPのベンチマークと公表されている競合の情報に基づく
本発表に関する添付画像は
http://www.globenewswire.com/NewsRoom/AttachmentNg/d67fed4a-1c4a-4f56-8695-6d4c979da6cf
をご参照ください。
NXP Semiconductorsについて
NXP Semiconductorsは、よりスマートな世界を実現するセキュア・コネクションとセキュア・インフラを可能にし、人々の生活をより便利に、より良く、より安全にするソリューションを推進しています。組み込みアプリケーション向けのセキュアなコネクティビティ・ソリューションで世界をリードするNXPは、セキュアなコネクテッド・ビークル、エンド・ツー・エンドのセキュリティ/プライバシー、スマートなコネクテッド・ソリューションの市場における技術革新をけん引しています。60年以上にわたって蓄積した経験と技術を活かし、NXPでは世界30か国強で3万名を超える従業員が活動しています。2017年の売上高は92.6億米ドルでした。詳細はWebサイトhttp://www.nxp.com/jp/(日本語)をご覧ください。
NXPジャパンはNXP Semiconductorsが開発および製造する車載、認証、インフラ/産業機器、コンシューマ向けのハイパフォーマンス・ミックスドシグナル製品やプロセッシング・ソリューション、高出力RF製品などを日本市場に提供しています。本社は東京都渋谷区で、大阪および名古屋に営業所があります。
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