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日本金属学会の「技術開発賞」を受賞【愛知製鋼】

2018年9月20日

日本金属学会の「技術開発賞」を受賞


 愛知製鋼株式会社(本社:愛知県東海市、代表取締役社長:藤岡高広)は、アイシン・エイ・ ダブリュ株式会社および新日鐵住金株式会社と共同開発した「マイルド浸炭用鋼MSB20」によ り、公益社団法人 日本金属学会の技術開発賞を受賞しました。

 技術開発賞は、創意あふれる開発研究を推奨する目的で、金属工学に関連する新技術・新製品な どの独創的な技術開発に携わった技術者に対して贈られるものです。

 「マイルド浸炭用鋼MSB20」は、アイシン・エイ・ダブリュ株式会社が開発した表面硬化熱 処理方法である「マイルド浸炭プロセス」の特徴を最大限に発揮できるように開発した鋼種です。 本鋼種は、モリブデンとクロムを添加せず省資源化を図りながら成分を最適化したことで、ディ ファレンシャルリングギヤ※などの自動車用部品のさらなる高強度軽量化を実現し、当社は鍛造粗形 材としてお客様にお届けしています。 これにより、お客様の素材コスト低減や自動車の燃費改善に貢献するだけでなく、資源枯渇問題 が顕在化するなか、サスティナブル社会の実現に向けた技術としてさらなる展開が期待されます。

 当社は中期経営計画の基本方針の一つとして「多様なニーズに応える技術開発・市場開拓とモノ づくりの進化」を掲げ、今後も、素材メーカーとして技術の発展に努めていきます。また、社会か らの様々なニーズに応える付加価値の高い製品を提供し続けることで、進化を続ける社会を素材で 支えていきます。

※ディファレンシャルリングギヤ: 車が曲がるときの内側と外側の車輪の速度差を吸収する差動機構に使用される リング状のギヤ


お問い合わせ先・・・広報部企業広報グループ:052-603-9216








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