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AR※技術を活用した車載用ヘッドアップディスプレイの開発・製造・販売を手掛ける WayRay社への出資に関するお知らせ【JVCケンウッド】
2018年9月19日
※拡張現実、Augmented Realityの略
株式会社JVCケンウッドは、AR技術を活用した次世代の車載用ヘッドアップディスプレイ(以下、「AR-HUD」)の開発・製造・販売を手掛けるWayRay AG(以下、「WayRay社」)へ出資しましたので、お知らせいたします。
1.出資の背景および主旨
当社は、中長期経営計画「2020年ビジョン」を推進する中で、主力事業であるオートモーティブ分野では当社が長年培った「映像」「音響」「通信」技術を生かし、今後の自動車のEV化や自動運転化、コネクテッド化に伴って需要拡大が見込まれるドライブレコーダーや車載カメラなどの車載光学関連事業を強化しています。
このたび、この取り組みの一環として、車載カメラやAR技術、さらにはコネクテッドの機能を融合した次世代型のAR-HUDの開発・製造・販売を手掛けるWayRay社へ出資しました。
車載用HUDは、従来のカーナビゲーションやメーターパネルと比較して運転手の視線移動が少ないことから、運転手の安全性向上に寄与する商品として、現在普及が進んでいます。WayRay社が開発するAR-HUDは従来のHUDと比較して、より広い視野での運転情報の投影を可能にするもので、その先進性が認められ、欧州をはじめとする多くの主要自動車メーカーが出資参画を進めています。
当社は本出資により、将来的にはAR技術領域における開発協業を目指すとともに、同技術をオートモーティブ分野における各種ソリューションに展開することで、今後の事業拡大を図ります。
今後も当社は、保有する「映像」「音響」「通信」技術の強みを生かすと同時に、このような他社との事業提携やオープンイノベーションを積極的に推進することで、車載光学関連事業強化や次世代車室空間でのHuman Machine Interface関連領域の拡大に取り組んでまいります。
2.WayRay社の概要
社名:WayRay AG
設立:2012年9月
本社:スイス(ロシアで主要R&Dを実施しており、米国、中国に販売会社を保有、ドイツに工場を建設予定)
事業内容:AR-HUDの開発および販売
3.今後の見通し
当社は、このたびの出資を次世代のオートモーティブ分野への布石とし、さらなる成長を目指します。本件による当社の今期の業績に与える影響は軽微です。
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