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WRC 第10戦 ラリー・トルコ プレビュー 今年新たにシリーズに加わったグラベルラリーに3台のヤリスWRCで参戦【トヨタ自動車】
2018年9月7日
WRC 第10戦 ラリー・トルコ プレビュー 今年新たにシリーズに加わったグラベルラリーに3台のヤリスWRCで参戦
TOYOTA GAZOO Racing World Rally Teamは、9月13日(木)から16日(日)にかけて開催されるFIA世界ラリー選手権(WRC)第10戦ラリー・トルコに、ヤリ-マティ・ラトバラ/ミーカ・アンティラ組(ヤリスWRC #7号車)、オット・タナック/マルティン・ヤルヴェオヤ組(#8号車)、エサペッカ・ラッピ/ヤンネ・フェルム組(#9号車)の、3台のヤリスWRCで参戦します。
ヤリスWRC #8号車
第8戦ラリー・フィンランド、第9戦ラリー・ドイチェランドと2戦連続でタナックが優勝を飾り、チームは良い流れを維持すべく次なるイベント、ラリー・トルコに臨みます。トルコでWRCが開催されるのは2010年以来となり、今回で7回目となります。ただし、開催地は以前にWRCが行なわれたトルコ南西部のアンタルヤ県や、北西部のイスタンブール県ではなく、地中海に面する南西部ムーラ県のマルマリスが中心となります。そのため、すべての参加者にとって新たな挑戦となり、ゼロの状態からペースノートを作らなければなりません。レッキ(コースの事前下見走行)では、コースの情報をいかに正確にペースノートに書き記すかが重要な課題となります。
ラリー・トルコは今シーズン6回目のグラベルラリーであり、様々な路面のステージが予想されます。マルマリス周辺の道は比較的スムーズですが、北側に広がるムーラ周辺の山岳路は石や岩が多く、クルマとタイヤに厳しいステージといえます。WRCの規則によってトルコでの事前テストは禁じられているため、チームはトルコと似たような路面、気候で走行できるポルトガル南部で先週事前テストを実施し、ラリー・トルコに向けた準備を終えました。
ラリーのサービスパークは、地中海に面したマルマリスの市街地から少し内陸に入ったアスパランに置かれ、そこを中心にSS(スペシャルステージ)が行なわれます。競技初日となる9月13日(木)は、夕方マルマリスの市街地でのセレモニアルスタートに続きスーパーSSが1本行なわれます。14日(金)のデイ2は、マルマリスの北側エリアで3本のステージを各2回走行。15日(土)のデイ3は西側エリアで3本のステージを各2回走ります。そして、最終日となる16日(日)は、北側エリアでの2本のステージに加え、サービスパークの近くで2本のステージが行なわれます。そのうち、SS14の再走ステージかつ最終SSとなる「マルマリス2」は、ボーナスポイントの獲得が可能な「パワーステージ」に指定されています。SSは全部で17本用意され、その合計距離は312.44km。リエゾン(移動区間)も含めた総走行距離は875.34kmとなります。
トミ・マキネン(チーム代表)
直近2戦の結果は素晴らしく、もちろんその好調を維持するのが今回の目標です。しかしトルコはすべてのチームにとって初めてのラリーであり、知らない事が多くあります。私は初めてトルコでWRCが開催された2003年の大会に出場しましたが、コンディションは非常に厳しく、路面はかなり荒れていた事を覚えています。ただし今回は違うエリアでの開催となるため、一体どのようなコースなのか正確には分かりません。我々はできる限りの準備をしてきましたし、先週はポルトガル南部で成功裏にテストを終えました。我々がラリーで直面するであろう状況、特に高い気温に対する備えができたのではないかと思っています。
ヤリ-マティ・ラトバラ、ミーカ・アンティラ |
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オット・タナック、マルティン・ヤルヴェオヤ |
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エサペッカ・ラッピ、ヤンネ・フェルム |
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