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「まちなか自動移動サービス事業構想コンソーシアム」に参加【OKI】

2018年8月30日

「まちなか自動移動サービス事業構想コンソーシアム」に参加
LocoMobi®2.0での自動運転支援サービスの実現を目指す

OKIは、株式会社日本総合研究所(代表取締役社長:渕崎 正弘、本社:東京都港区)が8月29日に設立した「まちなか自動移動サービス事業構想コンソーシアム(以下 本コンソーシアム)」に参加しました。当社は、自動運転車両の安全で快適な走行を支援するサービス実現に必要な仕様と課題の抽出を行い、自動運転車両の運行を路側から支援するための検討、および、システムの検証を行います。

本コンソーシアムは、住宅地をはじめとした限定地域内において、自動運転技術を活用して高齢者などの近隣移動をサポートするサービス(以下 まちなか自動移動サービス)の事業構想を策定することを目的に設立されました。まちなか自動移動サービスの実現に期待する自治会、自治体を含む産官学民が連携して、実現に必要な車両のほか、システムの仕様や事業仮説について検討するものです。

当社は、本コンソーシアムにメンバーとして参加し、自動運転車両の安全でスムーズな運行を路側から支援するサービスの検討と開発を行います。自動運転車両が安全でスムーズに走行するためには、カメラなどの車載センサーでは捉えられない前方の状況や見通しの悪い交差点の左右方向の状況などの「先読み情報」が必要になります。たとえば、見通しの悪い交差点などにおいて、路側に設置したセンサーにて車両や歩行者を検知し、自動運転車両に「先読み情報」を通知するなどのサービスの検討と開発を想定しています。

OKIは、従来より国土交通省や道路会社などの道路管理者向けに、VICS(注1)やETC自動料金収受システム、ETC2.0(注2)などのインフラシステムの構築に取り組んできました。これらの実績をもとに中期経営計画2019において交通事業を最重点の注力分野と位置付け、2017年11月にはITSサービス「LocoMobi®2.0」の提供を開始し、建設会社向けサービスや物流会社向けサービスを展開しています。今回、本コンソーシアムに参加することにより、インフラシステムや交通関連サービスで培った技術や経験を活かし「LocoMobi2.0」の新サービスとして検証を行い、自動運転車両の安全で快適な走行を支援するサービスの実現を目指します。

自動運転支援サービスのイメージ

用語解説
注1:VICS(Vehicle Information and Communication System)
   渋滞や交通規制などの道路交通情報をリアルタイムに送信し、カーナビゲーションなどに文字・図形で表示する情報通信システム。
注2:ETC2.0
   いままでのETCの高速道路利用料金収受だけではなく、渋滞回避や安全運転支援のような
   ドライバーに有益な情報を提供するサービス。また、ETC2.0車載器が収集するプローブデータを
   道路管理に活用する他、民間に配信するサービスも始まる。

リリース関連リンク

ITSサービス「LocoMobi2.0」紹介サイト
「まちなか自動移動サービス事業構想コンソーシアム設立について(株式会社日本総合研究所)」紹介サイト

沖電気工業株式会社は通称をOKIとします。
LocoMobiは、沖電気工業株式会社の登録商標です。
その他、本文に記載されている会社名、商品名は一般に各社の商標または登録商標です。

本件に関するお客様からのお問い合わせ先
情報通信事業本部 社会インフラソリューション事業部 交通ソリューション第一部 新規開拓チーム
電話:03-3454-2111(代表)
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