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3D-MC/MG『X-53x』で日本中の油圧ショベルをICT建機へ!【トプコン】

2018年8月28日

施工現場の生産性を向上させi-Constructionの普及を推進

株式会社トプコン(本社:東京都板橋区、代表取締役社長:平野 聡)は、新世代の3Dマシンコントロール/マシンガイダンスショベルシステム『X-53x』を発売します。

『X-53x』は、マルチGNSSに対応し、様々な現場で安定かつ高精度な施工を実現する3Dマシンコントロール/マシンガイダンスショベルシステムです。また、マシンガイダンスシステムからマシンコントロールシステムへのアップグレードが可能であり、さらにマシンコントロールシステムの油圧システムは様々な建機メーカーに対応しています*1。

2017年度、油圧ショベルは日本国内に2万台以上出荷されており*2、累計すると膨大な数の油圧ショベルが稼働しています。『X-53x』は油圧ショベルへの後付けが可能で、i-Constructionの普及に伴い今後も拡大が予想されるICT建機のアフターマーケット需要に向けたシステムです。

当社は『X-53x』の発売により、建設現場の更なる生産性の向上と、i-Constructionの普及・促進に貢献してまいります。

※ i-Constructionは、国土交通省国土技術政策総合研究所の登録商標です。

【X-53xシリーズの主な特長】
■ マルチGNSS対応

『X-53x』に採用するマルチGNSS受信機GR-i3は、米国のGPS、ロシアのGLONASSに加え、日本の準天頂衛星(QZSS)、中華人民共和国のBeiDou、EUのGalileoと様々な衛星測位システムからの信号を受信できます。受信可能な衛星数の増加により上空視界の狭い現場、例えば山間部等においても安定かつ高精度な施工が可能となります。

■ システムのアップグレードが可能
2Dマシンガイダンスシステムから3Dマシンガイダンスシステム、更には3Dマシンコントロールシステムへのアップグレードが可能です。

■ ベンダーフリーなマシンコントロールシステム
『X-53x』は、各建機メーカーの油圧ショベルに対応したバルブコントローラーを採用しました。幅広いメーカーの油圧ショベルに装着できるマシンコントロールシステムです*1。

【システム構成図(マシンコントロールシステム)】

*1 一部装着できない機種もあります。 *2 一般社団法人日本建設機械工業会発行の「建設機械出荷・生産実績統計」より当社独自に推定

【補足説明】
■マシンガイダンスシステム (MG)
GNSS受信機やトータルステーションにて取得した測位情報と、本体に取り付けた角度センサーにより建機本体の位置をリアルタイムに把握し、設計に対する施工状況を視覚的にガイダンスするシステムです。キャビン内に装着したモニターに表示される情報を参照しながら建機を操作することで、設計データ通りの施工が可能となります。

■マシンコントロールシステム(MC)
マシンガイダンスで使用する位置情報の取得技術に加え、油圧制御技術を用いることで、設計データに合わせた制御を可能とするシステムです。オペレーターの熟練度に左右されず、誰でも安定した高精度な施工が可能となります。

【その他】
発 売 時 期 :マシンガイダンスシステム2018年8月末
      マシンコントロールシステム2018年12月発売

■3D-MC/MG GNSSショベル X-53x 紹介ページへ


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