ニュース

MLCC 向け銅超微粉の生産体制を増強【三井金属】

2018年8月2日

MLCC 向け銅超微粉の生産体制を増強
~彦島製錬(株)機能粉工場の生産能力を約40%増強~

当社(社長 西田計治)は、MLCC※¹向け銅超微粉の生産能力を約40%増強することを決定しま したので、お知らせいたします。

当社の銅超微粉は、湿式還元法により精製したサブミクロンから数ミクロンの銅粉です。機能材 料事業本部機能粉事業部の彦島製錬(株)機能粉工場(山口県下関市)にて製造しております。主 に電子材料用として、粒子径、粒度分布、形状、表面処理等の「粉体制御技術」を活かした高機能 の銅粉を提供しており、電子部品の電極用や配線用等に幅広く採用されております。

当社は、MLCCの外部電極向け銅粉のトップメーカーであり、銅超微粉は、主力製品の一つです。 昨今は、主にスマートフォンの高機能化によるMLCC 搭載個数が増え、銅超微粉の需要も増加して おります。さらに、Society5.0※2の実現に向け、家電や産業界での IoT 化や自動車の ADAS※3等に よる電装化が進展することが予想されることから、MLCC の需要がますます拡大していくものと期 待しております。この旺盛な需要に対応すべく、新たに銅超微粉の製造ラインを増設することによ り、生産能力を約40%増強し、2018年9月から稼働開始する予定です。

当社のスローガンである「マテリアルの知恵を活かす」のもと、お客様への安定した品質と十分 な供給を確保するとともに、今後も需要動向に合わせて順次設備対応を重ねてまいります。

【お問い合わせ先】
三井金属 経営企画本部 広報部 TEL 03-5437-8028 FAX 03-5437-8029
                Eメール PR@mitsui-kinzoku.co.jp


銅超微粉のSEM写真

補足)
※1 MLCC … 積層セラミックコンデンサ、「 Multi-Layer Ceramic Capacitor」の略
※2 Society5.0… 内閣府が提案するサイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を
        高度に融合させ、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会 (Society)
※3 ADAS … 先進運転支援システム、「Advanced Driver Assistance System」の略

ご参考)
彦島製錬株式会社について
(1)所在地 :山口県下関市
(2)社長 :西嶋 章
(3)設立 :1986 年5 月
(4)資本金 :460 百万円
(5)出資者 :当社 100%
(6)事業内容 :亜鉛地金・硫酸・硫酸亜鉛・超微粉・電池用材料等の製造



三井金属鉱業株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#三井金属鉱業
#コンデンサ
#ADAS
#2018年8月2日