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2020年東京五輪に向け実証実験エリアを拡大【ZMP】
2018年4月17日
2020年東京五輪に向け実証実験エリアを拡大
-自動走行タクシーサービスの実現に向け、スマホ連携や周囲への情報表示など技術検証を実施-
自動運転車両到着の様子(有明エリア)
スマホでドアオープン
周囲とのコミュニケーションの例
表示例 「自動運転中」
表示例 「ありがとう!」
株式会社ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)は、この度、東京お台場・有明エリアで自動運転の公道実証実験を実施、最新の動画を公開致しました。
ZMPは、2014 年に愛知県の公道でドライバーが乗車した状態での自動運転の実証実験を開始、その後、当社オフィスのある東京都文京区、そして、2020年に向けて交通量が非常に多いお台場等の環境においてレーンチェンジや交差点右左折などの機能を開発、検証を行って参りました。そして、昨年12月には、全国初となる運転席にドライバーが乗車していない状態で公道実証実験を実施いたしました。公道での実証実験の様子は、昨年1月から随時公開しており、今回は4度目の公開となります。
ZMPは、2017年6月に自動走行タクシーの実現に向けて日の丸交通株式会社と協業を開始、自動運転技術の開発とともにサービスの開発と実証を進めております。今回の実証実験で得られた知見を活用し、更なる技術開発と安全性向上を行い、2020年の自動走行タクシーの実現を目指してまいります。
【動画サイト】https://www.youtube.com/watch?v=XksWxiBwR3o
今回の実験は、従来のお台場エリアから有明エリアまでルートを拡大し、運転席にドライバーが乗車している状態で、2020年のサービスを見据え、①スマホ・タブレットとの連携、②周囲とのコミュニケーションを図る情報表示、についてその技術の検証を行いました。
① スマホ・タブレットとの連携
サービスを想定し、スマホによる車両の呼び出しとドアのコントロール、車内タブレットによるルートや現在地の確認、降車手続きの技術等を実装し、スムーズな連携が可能であることを確認しました。
② 周囲とのコミュニケーションを図る情報表示
運転席にドライバーが乗車していない状態でのサービスを想定し、自動運転車の様子を示す表示器を設置しました。「自動運転中」、「ありがとう」といった表示を行い、後方車両から表示内容の確認を行いました。
なお、これらの自動運転技術は、ZMPが開発した自動運転開発プラットフォームの製品であるRoboCarⓇ MiniVan、およびIZACⓇをベースにして開発がされております。
【過去の実証実験の様子】
2017年12月 https://www.zmp.co.jp/news/64
2017年7月 https://www.zmp.co.jp/news/pressrelease_20170825
2017年4月 https://www.zmp.co.jp/news/pressrelease_20170427
2017年1月 https://www.zmp.co.jp/news/news_20170221
【関連製品情報】
●RoboCarⓇ MiniVan 1800 万円~
自動運転や ADAS 開発向け車両システムで、プログラムによる車両制御が可能なプラットフォーム
http://www.zmp.co.jp/products/robocar-minivan
・CAN 情報取得が可能(速度、ステアリング、アクセル、ブレーキ、 シフトポジションなど) ・ステアリング、アクセル、ブレーキを制御可能
・ZMP 独自コントローラによりユーザプログラムを実行可能
・自動制御モードとマニュアルモードの切り替え可能
●IZACⓇ
自動運転の技術要素を Intel 社製 CPU のコンピュータ上でライブラリ化した自動運転に必要なハー ドウェア/ソフトウェアの統合パッケージシステム。ZMP の実施する公道実験を踏まえて機能拡張 をしています。
http://www.zmp.co.jp/products/izac
・汎用的な Linux 上で動作
・自動運転に最適化したフレームワーク
・センサー類のインターフェースや自動運転機能をコンポーネントとして開発可能
・ユーザの開発を支援する SDK 等の開発環境
【本件に関するお問合せ】
株式会社 ZMP プラットフォーム事業部 TEL:03-5802-6901 / FAX:03-5802-6908
E-Mail:info@zmp.co.jp
【株式会社ZMP】
http://www.zmp.co.jp/
本社:東京都文京区
代表取締役社長:谷口 恒
「Robot of Everything人が運転するあらゆる機械を自動化し、安全で、楽しく便利なライフスタイルを創造する」というミッションのもと、①ADAS(先進運転支援)、自動運転開発用プラットフォームRoboCar®シリーズ及びセンサ・システム、②移動体メーカ(自動車、商用車、建設機械、農業機械、物流搬送機器、屋外作業機械等)向け自動運転等の開発支援、実験代行RoboTest®、③物流支援ロボットCarriRo®の開発・販売を行っています。また、2020年の無人タクシー実現に向け、公道での技術及びサービスの実証実験を重ねています。2017年からは日本初の歩道走行を目指す宅配ロボットCarriRo® Deliveryの実証実験を開始いたしました。ZMPはこれからも世の中に感動を与える製品やサービスを提供してまいります。
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