ニュース

北米におけるミラストマー生産設備新設【三井化学】

2018年3月26日

三井化学株式会社(東京都港区、社長:淡輪 敏)は、当社グループの米国の製造拠点であるAdvanced Composites, Inc.(米国オハイオ州、社長:志手 啓二)にオレフィン系熱可塑性エラストマー「ミラストマー®」の生産設備を新設することを決定しましたので、お知らせいたします。概要は以下の通りです。

生産設備新設の概要


ミラストマー®は、オレフィン系ゴム、オレフィン系樹脂を主成分とし、軟質樹脂の中でも密度が低く、軽いうえ、成形加工性に優れるという特長があり、塩化ビニルや加硫ゴムの代替材料としてグローバルに展開しています。自動車部品のほか建材ガスケット、歯ブラシ・ゴルフグリップなど数多くの用途で使用され、今後も自動車の内装表皮、ウェザーストリップ、エアバッグ・カバー、ステアリング・ブーツといった用途を中心に、世界的に更なる需要が見込まれています。特に北米では、自動車の内装表皮用途の需要拡大が見込まれています。

当社グループは、現在、日本、欧州、中国に自社製造拠点を有しています。今回の米国での新設は、北米での需要拡大に対応したもので、当社グループとしては4番目の製造拠点となります。北米では、Advanced Composites, Inc.でミラストマー®を生産し、Mitsui Chemicals America, Inc.で販売します。

当社は、今後ともミラストマー事業の一層の強化を図るとともに、世界的に拡大する需要を的確にとらえ、安全安定に供給責任を果たし、更なる事業拡大を進めてまいります。

  

           内装表皮               新設予定地のAdvanced Composites, Inc.

Advanced Composites, Inc.の概要

本件に関するお問い合わせ先

三井化学株式会社 コーポレートコミュニケーション部
TEL TEL:03-6253-2100







三井化学株式会社ホームページはこちら

キーワードをクリックして関連ニュースを検索

#三井化学
#材料
#2018年3月26日