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デザイン総合力強化に向けた取り組みについて【ヤマハ発動機】

2012年3月30日

-デザインディレクターを招聘し、デザイン機能を強化-

ヤマハ発動機㈱は、2012年4月1日付にて、「デザイン本部」本部長直下の「デザインディレクター」として、ヤマハ㈱のデザイン研究所長や信州大学教授を歴任し、デザイン組織マネジメントや海外へのデザイン発信活動の経験が豊富なデザイナーの吉良康宏氏を迎え入れます。
吉良氏は、教育機関で若手デザイナーを育成してきた経験などを生かし、長期的なデザイン戦略の策定やデザイン組織の構築、人材育成など、幅広くデザインに関するマネジメント業務を担います。

当社は、2012年1月に「デザイン本部」を新設し、全社的なデザイン総合力を強化しています。「デザイン本部」の傘下には、主に製品系デザインを担当する「立体デザイン部」および「カラーリングデザイン部」、コーポレートデザインを中心に担当する「デザイン推進部」を設置。「デザインディレクター」は、デザイン本部長のもと、全ての部に関わりながら、デザインマネジメントを推進します。これは、商品だけではなく、ヤマハ発動機のブランド、デザインに関する全ての事柄について、グローバルに統括し、共通のコンセプトを発信するための取り組みです。

当社は、次期中期経営計画において「持続的成長による企業価値向上」を目指し、「事業規模」拡大、「財務力」強化、「企業力」向上に取り組んでまいりますが、このたびの施策は「企業力」向上につながるものであり、今後も全社一体となってデザイン総合力を強化してまいります。

デザインディレクター略歴

吉良 康宏 (きら やすひろ)氏
1947年6月10日生まれ (64歳)  兵庫県出身
1970年
千葉大学工学部工業意匠学科卒業
日本楽器製造㈱(現ヤマハ㈱)入社
1996年
ヤマハ㈱デザイン研究所長就任
2004年
同社執行役員就任
2008年
同社退職
2008年
国立大学法人信州大学 感性工学課程教授就任
2012年3月
同大学退任

主な実績

・ ヤマハ㈱デザイン研究所長として、デザインフィロソフィー策定、グローバルなデザイン組織構築を進め、他の日本企業に先駆け海外へのデザイン発信活動に取り組む。
・ プロダクトデザイナーとして、新しい価値、新しいコンセプト提案に繋がる製品デザイン(サイレントバイオリン等)を手がけ、高い社会的評価を得ている。
・ グッドデザイン賞審査委員などを務め、グローバルなデザイン界のネットワークを持つ。


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#2012年3月30日