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国際的品質マネージメントシステム「IATF16949:2016」を取得【三菱ふそうトラック・バス】
2018年3月5日
● 第三者審査機関による品質マネージメントシステムの規格「IATF16949」を取得
品質管理体制の強化を継続します
● 開発、製造、販売、アフターサービスまでの全プロセスに新規格を適用
● 内部監査員の育成を全部門で実施
三菱ふそうトラック・バス株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長・CEO:マーク・リストセーヤ、以下 MFTBC)は、品質マネージメントシステムの国際的な自動車産業セクター規格である「IATF16949」の認証を2018年2月13日付けで取得しました。
国際自動車産業特別委員会(International Automotive Task Force以下、IATF)が作成した「IATF16949」は、自動車産業における自動車部品のグローバル調達基準を満たす為の非常に厳しい要求事項を付加した品質マネージメントシステム規格です。
当規格の認証取得には、適合した品質マネージメントシステムが組織内で適正に構築され、効果的に運用されていることを第三者審査機関が審査し、認証を受ける必要があります。第三者審査機関による認定取得により、公平性を保ち厳格な品質マネージメントプロセスを確保します。
当規格は、お客様にご満足頂ける製品・サービスを提供することを目的に、自動車産業のサプライチェーンにおける不具合予防、ばらつき及び無駄の低減に重点を置いて、それらを継続的に改善していくことのできるシステムを構築・運営するものです。全部門が活動に参加し、育成・任命された内部監査員が運営状況を確認しています。
MFTBCは、品質管理・保証体制強化を最重要事項と位置づけ、2006年3月に全産業を対象にした品質マネージメントシステムの国際規格「ISO9001」を取得し、品質管理プロセスの見直しや品質部門の人員を大幅に増強など、品質管理・保証体制の強化に取り組んできました。その後、2011年3月に「ISO9001」をベースとした、自動車産業のサプライチェーンの調達基準を満たす要求事項を付加した「ISO/TS16949」を国内自動車メーカーで初めて取得しました。今回認定を取得した「IATF16949」は、お客様の要求、要望事項をより明確にし、事業を運営する上で、潜在するリスクを明確にし、低減することを要求規格に追加された内容となっています。
また、MFTBCは世界最大の自動車メーカーであるダイムラーグループの一員であり、広いグローバルネットワークを活用した購買活動を行っています。その中で、既にダイムラーは商品の高い品質保持の為にサプライヤーへの要求事項として「IATF16949」の認証取得があります。サプライヤーからの調達部品と、厳格なMFTBC内の品質マネージメントプロセスの両面を第三者機関による審査で確保することにより、お客様により高品質で安心な商品とサービスをお届けします。
同認証の対象は、川崎工場、中津工場、喜連川研究所、厚木部品センター、扇島ロジスティックセンターの全事業所(除く:地域販売部門)であり、適用範囲はトラック・バス並びにその部品の開発から製造、販売、アフターサービスの多岐にわたります。
地域販売部門では、2016年に「ISO9001」を取得し全社一丸となり品質マネージメントプロセスの確保に努めています。
MFTBCは、2017年12月に最先端の技術を採用した品質マネージメント施設を川崎工場に開設しました。高度な分析や計測を可能にした最新の品質管理機器と、設備環境を備えたことで、製品品質を高水準に保ち品質分野で新たなスタンダードを確立しました。
今後も、より一層お客様にご満足していただけるように、既存の体制を充実・強化し、MFTBCグループや関連会社だけでなく、サプライチェーン全体の品質管理・保証体制の高いレベルを目指したさらなる改善・強化に取り組んでいきます。
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