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高周波帯域に対応した車載向けEMC試験を提供開始【沖エンジニアリング】
2012年3月27日
高周波帯域のイミュニティ試験を充実
OKIグループの信頼性評価と環境保全の技術サービスを展開するOKIエンジニアリング(社長:浅井 裕、本社:東京都練馬区)は、車載向けのEMC試験(電磁両立性試験)を拡充し、高周波帯域に対応した車載用の電子機器の妨害波耐性試験(イミュニティ試験)を2012年3月27日より提供します。
昨今、利用が拡大している大容量のデータを高速でやり取りできる移動体通信システムは、2GHz以上の高周波帯域を利用します。そのため、高周波の電磁環境下でも誤動作しない電子機器が求められています。また、自動車メーカーの個別規格では高周波のレーダーパルス(注1)に対する耐性が要求されています。このような背景から電子機器の妨害波耐性を図るイミュニティ試験の需要が高まっています。
このたび、OKIエンジニアリングは公益財団法人日本適合性認定協会(JAB)認定のEMCセンタ(埼玉県本庄市)に高周波・高出力アンプを増設して試験環境を整備しました。車載コンポーネントのイミュニティ試験規格「ISO11452-2」の要求範囲は200MHzから2GHzですが、新たに提供する車載向けイミュニティ試験の最大照射周波数は従来より2GHz高い、4GHzまで範囲を広げました。これにより、高周波帯域の耐性を調べるレーダーパルス試験、携帯無線試験やその他の車メーカー独自規格の試験に対応できるようになりました。今回の設備導入により車載規格と民生規格に対応した総合的なEMC試験を提供します。
OKIエンジニアリングは今後も試験技術の向上や設備の充実を図るとともに、JAB認定EMC試験所として認定範囲の拡大をめざしていきます。
販売計画
価格
試験項目により個別見積り
販売目標
車載向けEMC試験全体で2012年度に6000万円
用語解説
注1 : レーダーパルス
空港や軍事設備等のレーダーシステムからの放射電磁波のこと。レーダーパルス試験はそれに対する車両の耐性評価試験。
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