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AIコントロールボックスが、バイドゥ(百度)の自動駐車システムに採用【ゼット・エフ・ジャパン】
2018年1月5日
■ バイドゥの新しい自動駐車システムにZF ProAI が活用
■ 停車場所から駐車場へ、および駐車場からの自動運転が可能
■ 中国の大手カーシェアリング企業Pand Auto社の車両に搭載
ドイツ・フリードリヒスハーフェン/カリフォルニア州サニーベール発;ZFフリードリヒスハーフェン社(以下ZF)と中国の百度社(バイドゥ:Baidu、以下、百度)は、アメリカで開催される「コンシューマーエレクトリックショー(CES) 2018」に先立ち、無人で自動駐車を可能にする新しいシステムを発表します。両社の戦略的提携による最初の成果であるこのシステムは、ZFがアメリカの半導体メーカーNVIDIA社と共同で開発した車載AI、ProAIを活用しています。この新しいテクノロジーは、カーシェアリング企業であるPand Auto社(以下、Pand Auto)の電気自動車に搭載され、デモンストレーションが行われています。
2017年秋、ZFと百度は中国市場における自動運転技術の開発を目的とした戦略的提携関係を結びました。それから四か月が経過して、自動運転用コンピュータであるZF ProAIを活用した最初のアプリケーションが開発されました。このシステムは、例えばホテルの玄関口などで運転者が降車し、人間がステアリングやペダル等の操作をする事なしに自律走行でパーキングスペースに移動・駐車する事をサポートします。また、駐車場から出庫し、運転者や乗員の乗車場所までの移動も自動で行う事が可能です。ドライバーが行う全ての思考を代行するZFのインテリジェントコントロールボックスを活用する事で可能になったこの機能は、スマートフォンのアプリを使って操作します。同システムでは、車載センサーとcar-to-xコミュニケーションから得られたデータを分析し、必要な指示がステアリングやブレーキシステムなどのアクチュエータに送られるしくみです。この自動駐車システムは、中国最大のカーシェアリング企業の一社であるPand Auto社のテスト車両に搭載されました。
「昨年のCES2017で発表したNVIDIA社との提携から一年、ZF ProAIの生産体制が整いました。百度とのプロジェクトによって、当社のAI技術が自動運転の進歩を加速させるとともに、モビリティ業界への新規参入企業による革新的なサービスの提供を容易にさせるものだという事を証明しています」と、ZFのアドバンスエンジニアリング責任者のトーステン・ゴレウスキーは語っています。
百度のインテリジェント・ドライビング・グループのゼネラルマネージャーZhenyu Li氏は以下の様に付け加えました;「高精細マップのリアルタイムでの処理など、膨大なデータを扱う事の出来るZFのコンピュータシステムは我々の自動運転アプリケーションに理想的です。また、人工知能やディープラーニングとも組み合わせ、現状、自動車に求められている機能全てに対応できます。」
この自動駐車システムは、自動車メーカーおよびモビリティ業界から求められている機能です。当プロジェクトは、カーシェアリング企業の運営コストを大幅に削減しながら、顧客の利便性向上も実現する事を第一の目標としています。このシステムを搭載したPand Auto社のテスト用電気自動車は、CES2018に先立ち、本日カリフォルニア州シリコンバレー中心地で開催されているイベントで初公開されています。
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