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「EMC試験を楽にする」試験器を11月下旬に発売!【ノイズ研究所】
2017年11月20日
「EMC試験を楽にする」試験器を11月下旬に発売!
ファスト・トランジェント/バースト試験器
EMC試験器/測定器の開発・販売を手掛ける㈱ノイズ研究所(本社:神奈川県相模原市、代表取締役社長:藤垣 純一)は、国際規格IEC 61000-4-4 第3版に対応するファスト・トランジェント/バースト試験器を、2017年11月より販売開始いたします。
商品案内URL:http://www.noiseken.co.jp/p/24
■ファスト・トランジェント/バースト試験器の概要
スイッチングデバイス(リレーや開閉器)の接点、電子モーターから発生するアーク放電などによる、繰り返しの早い高周波ノイズ(電気的な高周波ノイズ)を模擬的に発生し、電子機器の耐性を評価するEMC試験器です。
■開発の背景
国際規格IEC 61000-4-4では、試験結果の再現性を向上させるため、試験環境や機器の配置、接続方法などが細かく規定されています。また、実際の試験を行う際には、始業前に試験設備に不具合が無いかを点検する必要があり、試験時には試験電圧や印加相など、様々な試験条件の設定が必要となり、さらには試験結果の記録が必要です。このようにEMC試験は、試験前から試験後まで煩わしい作業が多いため、試験を実施するお客さまからは、常日頃より「EMC試験を楽にしたい」というご要望を頂いていました。
そこで、ノイズ研究所ではお客さまのご要望にお応えするため、この度「ファスト・トランジェント/バースト試験器」(以下:EFT/B試験器)をモデルチェンジいたしました。
始業前点検を省略するためのプリチェック機能や、試験器と供試品の接続を容易にするオプション品、作業工数を削減できるソフトウェア制御、校正日事前お知らせ機能、試験履歴の自動保存機能など、新しいEFT/B試験器ではEMC試験の省力化・効率化を実現します。
また、IEC 61000-4-4規格は、供試品へのノイズの侵入経路をコモンモードでのみ規定していますが、このEFT/B試験器では市場でのトラブル事例を考慮し、ノーマルモードでの試験も可能とすることで、お客さまの製品品質の向上にも貢献いたします。
IEC 61000-4-4:EMC試験のうち、電気的ファスト・トランジェント/バーストイミュニティ試験についての試験方法、および測定技術を規定している国際規格。
EMC:電磁両立性(Electro Magnetic Compatibilityの略語)。電気・電子機器から発する電磁妨害波(電気的ノイズ)が他の機器やシステムに対しても影響を与えず、また他の機器やシステムから電磁妨害を受けても自身が満足に動作する耐性があること。
■本製品の特徴
○ IEC 61000-4-4 Ed.3規格準拠
○ プリチェック機能を搭載し、始業前の点検作業を省力化
○ ノーマルモード試験にも対応し、市場トラブルを考慮した試験が可能
○ AndroidアプリおよびWindowsソフトウェアによるリモート制御
○ 次期校正日のお知らせ機能や試験履歴の自動保存機能を搭載
○ 試験時の接続が判りやすいパネル表示とコンセントボックス対応
○ CDN容量は単相タイプAC240V20A、単・三相タイプはAC600V63Aに容量が増え、より多くの供試品の電力容量に対応
○ 試験結果の再現性向上のための様々なオプション品をご用意
■本商品の概要
品名 :ファスト・トランジェント/バースト試験器
モデル :FNS-AX4シリーズ
対象 :国際規格IEC 61000-4-4 などの試験を行うお客さま
時期 :2017年11月下旬より受注開始
※2018年1月17-19日に開催される、「第10回 国際カーエレクトロニクス技術展」に出展
購入方法:代理店経由もしくは直販で販売
価格 :1,650,000円から
■会社概要
名称 :㈱ノイズ研究所
代表者 :代表取締役社長 藤垣 純一(ふじがき じゅんいち)
所在地 :〒252-0237 神奈川県相模原市中央区千代田1-4-4
設立年月:1975年3月
事業内容:電磁波ノイズ試験器・測定器の開発・販売、および付帯サービス
資本金 :9,500万円
URL :http://www.noiseken.co.jp
目標 :初年度90台
【本商品に関するお客さまからのお問合せ先】
㈱ノイズ研究所 営業部
TEL:042-712-2031
FAX:042-712-2030
E-mail:kikaku@noiseken.com
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