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距離精度が大幅に向上したステレオカメラRoboVision2s受注開始【ZMP】
2017年11月24日
距離精度が大幅に向上したステレオカメラ
RoboVision2s受注開始
−レンズ性能向上&光学ローパスフィルター追加で画像の広い範囲での視差、
ばらつきの少ない距離計測結果を出力可能に−
㈱ZMP(東京都文京区、代表取締役社長:谷口 恒、以下ZMP)は、本日、ステレオカメラRoboVision2にハードウェアの改良を加えた「ステレオビジョンシステムRoboVision2s」の受注を開始いたしました。
昨今ADAS・自動運転技術の開発、またロボット技術の開発において、カメラでの環境認識の重要性はますます高まり、特にカメラだけで距離を算出できるステレオカメラの活用が注目されております。ZMPでは2015年よりソニー製超高感度CMOSセンサーを用いたステレオカメラRoboVision2を研究開発用に販売しており、RoboVision2で撮影した画像データから距離情報だけでなく、物体の検出ができるソフトウェアを搭載したステレオビジョンシステムとなっております。
今回のハードウェア改良では、レンズの性能向上及び光学ローパスフィルター追加を行っております。本改良により、従来製品に対し、1.レンズの改良により周辺の解像度アップが実現され、2.光学ローパスフィルターの追加により、モアレや偽色の影響を低減させております。本製品を用いることにより距離計測をした際の計測距離の値の変化のばらつきを低減し、スムーズな測距結果が取得可能となります。
当社検証環境において、カメラから対象物までの距離計測に関するばらつきが、改良前の製品と比較して約35%程度向上したことが確認されております。これによりカメラ前方の対象物などの距離や相対速度の算出の際によりばらつきの少ない結果を計測可能なことから、検出結果を活用した物体検出や物体追従などの画像処理技術の応用に寄与することができます。
価格はRobo Vision2s本体を90万円(税別)で、処理用PCのセットで130万円(税別)で2018年2月中旬より出荷を開始いたします。
【価格】
ステレオビジョンシステム RoboVision2s 90万円(税別)
RoboVision2s PCセットパッケージ 130万円(税別)
【主な仕様】RoboVision2
※製品イメージ、仕様は開発中のものであり、予告なく変更される場合があります。
*解像度・フレームレートはPCのスペックに依存します。
【製品紹介 HP】ステレオカメラ RoboVision2(ロボビジョン2)
http://www.zmp.co.jp/products/robovision2
【本件に関するお問合せ】
㈱ZMP 営業部 TEL:03-5802-6901 / FAX:03-5802-6908 E-Mail:info@zmp.co.jp
【㈱ZMP】
http://www.zmp.co.jp/
本社:東京都文京区
代表取締役社長:谷口 恒
「Robot of Everything人が運転するあらゆる機械を自動化し、安全で、楽しく便利なライフスタイルを創造する」というミッションのもと、①ADAS(先進運転支援 )、自動運転技術開発用プラットフォームRoboCar®シリーズ及びセンサ・システムの開発・販売、②移動体メーカ (自動車、商用車、建設機械、農業機械、物流搬送機器、屋外作業機械等 )向け自動運転等の開発支援、実験代行 RoboTest®、③物流支援ロボットCarriRo®の開発・販売を行っています。そのほか、ソニー㈱との合弁会社である「エアロセンス㈱」やJVCケンウッドとの合弁会社である㈱カートモ、ハーツユナイテッドグループとの合弁会社である㈱ZEGを通して、ZMPはこれからも世の中に感動を与える製品やサービスを提供してまいります。
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