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MOTUL AUTECH GT-Rがポール・トゥ・ウィンを飾る【日産自動車】
2017年11月13日
MOTUL AUTECH GT-Rがポール・トゥ・ウィンを飾る
SUPER GT 2017第8戦レースレポート
11月12日 ツインリンクもてぎ(栃木県)
11月12日(日)、ツインリンクもてぎ(栃木県)においてSUPER GTのシリーズ第8戦・もてぎGTグランドファイナルが開催され、ポールポジションからスタートした#23 MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が今季初優勝を遂げ、逆転チャンピオンこそ獲得できませんでしたが、シリーズ2位となりました。
#23 GT-Rはクインタレッリがスタート。フォーメーションラップ中に2位スタートの車両と接触し、リアのエアロパーツの一部にダメージを受けるハプニングもありました。しかしロケットスタートを決め、後続を大きく引き離しました。コースの各所で細かな接触などが見られる展開の中、クインタレッリは安定して速いペースで周回し、トップを守ったまま24周を走り終えてピットイン。後半を担当する松田に交代しました。ここでNISMOのクルーが鮮やかなピットワークを展開。36秒4の素早い速さで作業を終え、松田をコースに送り出しました。そして全車がルーティンのピットインを終えた時点でトップに返り咲きました。松田は安定して速いペースで周回を重ね、2位以下に6秒以上の差をつけてトップチェッカー。見事なポール・トゥ・ウィンで今季初優勝。ポイントリーダーが2位でゴールしたため、2ポイント差で惜しくも逆転タイトル獲得はなりませんでしたが、シリーズ2位となりました。
4番グリッドからスタートした#46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/千代勝正)は、序盤の荒れた展開の中、千代が安定して周回。26周でピットインしてベテランの本山に交代しました。ピット作業に少し時間を要した結果、7位でピットアウトすることになった本山は、懸命のドライビングでポジションを上げ6位でチェッカーを受けました。10番グリッドからスタートした#12 カルソニック IMPUL GT-R(安田裕信/ヤン・マーデンボロー)は、マーデンボローから安田につなぎ7位入賞。5位スタートの#24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は、ドライビングスルーペナルティなどがあり最後尾まで後退しましたが、猛チャージを見せ12位でチェッカーを受けました。
一方、GT300クラスには4台のNISSAN GT-R NISMO GT3が出走しました。クラス16番手と中団のグリッドからスタートした#3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/高星明誠)は、スタート直後から高星が着実にポジションを上げ、22周でピットイン。後半は星野が着実な走りで入賞圏内までポジションを上げ、10位に入賞しました。
■#23 GT-Rドライバー 松田次生
「今回のレースは絶対に勝ちたいと思っていました。チャンピオン争いに関しても、“まずは自分たちが勝って、その後は相手次第でどうなるか”といったところで、ライバルの37号車が2位に入ったことで2ポイント及びませんでしたが、今シーズンの集大成として、もてぎで1勝できて良かったです。開幕戦の結果から、今年は苦しい戦いになるだろうと思っていましたが、開発スタッフも含めて全員の力でクルマを進化させて、ミシュランタイヤも戦闘力のあるタイヤを開発してくれました。悔しい気持ちを忘れずに、来年またみんなでチャンピオンを目指していきたいと思います。応援ありがとうございました」
■#23 GT-Rドライバー ロニー・クインタレッリ
「最初に接触した時には心配しましたが、クルマのバランスは問題なく、その後は完璧な走りができました。優勝できてうれしいですが、本音を言うと、チャンピオンも獲りたかったので、それに僅かに届かなかったことは残念です。しかし、シーズン序盤の苦戦を考えると、よくここまでこられたと思います。応援ありがとうございました」
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