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リハビリテーション向け運転能力評価サポートソフトを発売【本田技研工業】
2012年3月15日
Hondaは、作業療法士などと一緒に四輪での運転復帰を目指しているリハビリテーション中の方の運転に対する評価や訓練をサポートするための安全運転教育機器「簡易型四輪ドライビングシミュレーター(模擬運転装置)Hondaセーフティナビ」のリハビリテーション向けソフトを発売します。なお、受注は本日より開始します。
またあわせて、最終的な運転能力の評価をサポートする実車走行によるリハビリテーション向け「実車安全運転サポートプログラム」を4月よりHondaの交通教育センターへ導入します。リハビリテーション向け運転能力評価サポートソフトとの連動により、ハードとソフトの1パックで運転復帰をサポートすることを目指します。
リハビリテーション向け運転能力評価サポートソフトでは、画面上に表示されるランプの点滅を確認し、ランプの色別に定められた操作に対する反応の速さや正確さを検査することにより、集中力や判断力の確認をはじめ、市街地走行における周囲の安全確認、誘導アナウンスや指示標識に従っての運転状況を評価できます。運転結果は年代別の5段階評価を行い、その数値で運転レベルを知ることができるとともに、自分の運転内容をリプレイすることで客観的に自分の運転を確認し苦手な箇所を再認識できます。
シミュレーション上の運転コースは、自動車教習所などを中心に販売している「四輪ドライビングシミュレーター」での危険予測体験ソフトをもとに難易度を設定したものや、さまざまな運転環境を再現した長時間運転コースなどを用意し、認知・判断・運転操作の複合的動作を楽しみながら行うことで、患者さんがリハビリテーションのモチベーションを保てるようバリエーションに富んだ構成となっています。すでに医療機関への試験導入を実施しており、患者さんの運転復帰に向けたリハビリテーションプログラムの一つとしてご利用いただいています。
実車安全運転サポートプログラムは、リハビリテーション向け運転能力評価サポートソフトにより一定の評価を得た後に、Hondaの交通教育センター内のコースで安全運転に必要な『走る』『曲がる』『止まる』といった基本行動を実車走行による体験を重ねることで、運転操作・感覚を把握できます。また、車両にはCCDカメラが取り付けられており、自分自身の運転を映像で振り返ることができるため、注意ポイントの『気づき』につなげることができます。
リハビリテーション向け運転能力評価サポートソフトの特長
・ 深部感覚※1の評価、運転中の視覚情報の範囲や認知・判断に対する適応性およびアクセルやブレーキ操作時の反応速度などを測定し、数値データを健常者の運転データと比較することで評価が可能
・ 自己の運転能力の現状を客観的に認識でき、受容性が向上できる
・ 簡単操作、省スペース、ハイコストパフォーマンス設計
・ 3面ディスプレイ(オプション)により広い視野でのリアルな運転環境が体感できる
※1 筋肉・腱・関節・骨膜などから伝えられる位置・運動・抵抗・重量・痛みなどの感覚
● 販売計画台数(国内・初年度) 60台
● 全国メーカー希望小売価格 本体価格(搬送費別)
ソフトウェア価格 522,900円(消費税抜き 498,000円)
セット価格※2 821,100円(消費税抜き 782,000円)
※2 リハビリテーション向け運転能力評価サポートソフト+Hondaセーフティナビキット(推奨ハードウェア)
● 実車安全運転サポートプログラムの特長
・ シミュレーター走行と実車走行との運転操作・感覚の違いを認識することができる
・ 車載CCDカメラの映像をリプレイすることにより自分自身の運転を振り返り、注意ポイントの『気づき』につなげることができる
・ 走行の映像記録をカルテとしてデータ管理することで、次回受講時に比較することが可能
・ 患者、家族、医師など三者の理解・納得性が向上できる
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