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Android™ 8.0対応のR-Carリファレンスパッケージ for Androidの提供を開始【ルネサス エレクトロニクス】

2017年10月5日

Android™ 8.0対応のR-Carリファレンスパッケージ for Androidの提供を開始
〜Android 8.0を車載用SoC「R-Car」に搭載、コネクテッドカーの開発を牽引〜


ルネサス エレクトロニクス㈱(代表取締役社長兼CEO:呉 文精、以下ルネサス)は、このたび、車載情報システム用SoC(System on Chip)「R-Car」向けに、2017年8月22日にGoogleから発表された最新のOS(Operating System)であるAndroid™ 8.0に対応したR-Carリファレンスパッケージ for Androidの提供を開始します。最新OSとなるAndroid 8.0は、あらかじめ車載システムに必要な機能への対応が組み込まれた初のバージョンで、ルネサスの堅牢で高いセキュリティを誇る車載情報システム用SoCと組み合わせることにより、車載情報用プラットフォームをAndroidで構築することを、より容易にします。R-Carリファレンスパッケージfor Androidは、ハードウェア環境としてR-Carのリファレンスボードと拡張ボード、ソフトウェアとして最新のAndroid 8.0に対応したBSP(Board Support Package)から構成され、2017年10月より提供を開始します。

R-Carリファレンスパッケージfor Androidは、車載用アプリケーションの開発経験の無いソフトウェアエンジニアにとっては参入が容易になる一方で、Androidアプリケーションの開発経験の無いソフトウェアエンジニアにとってはAndroidの強力なエコシステムや既存のアプリケーション資産を活用することが容易になります。

Androidプラットフォームは、スマートフォンを中心に世界中に普及しています。そのため、すでにAndroidをベースにしたエコシステムが形成されており、豊富なアプリケーション開発者を有しています。このエコシステムを背景に、スマートフォン以外の分野への応用も進んでいますが、従来、車載用に適用するには、スマートフォン向けに作られたAndroidをカスタマイズする必要がありました。今回のAndroid 8.0ではAndroidとしては初めて、車載対応のためのフレームワークが標準で搭載されました。そのため、R-Car リファレンスパッケージ for Android を使用すれば、Android 8.0を車載用に容易に適用可能になります。これにより、スマートフォン用の高度なクラウドサービスがシームレスにクルマでも利用できるようになり、またクルマ向けに新たなクラウドサービスが開発されることが期待されます。

ルネサスは、Renesas autonomy™のコンセプトの下、自動運転の実用化を加速させる各種ソリューションを提供しています。その一環として、クラウドと連携した新しいサービスを実現するため、コネクテッドカーに向けた技術開発に注力しています。ルネサスは、今後もR-Carを常に最新のAndroidに適合させることで、コネクテッドカー時代の車載情報システム開発をリードし、安心・安全なクルマ社会に貢献してまいります。


※Google , Androidは、 Google Inc.の商標または登録商標です。
※Renesas autonomyは、ルネサス エレクトロニクス㈱の商標です。
※本リリース中の製品名やサービス名は全てそれぞれの所有者に属する商標または登録商標です。









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