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ワイヤ放電加工機「MVシリーズ」発売のお知らせ【三菱電機】
2012年2月23日
三菱電機㈱は、ワイヤ放電加工機の新シリーズとして、高精度金型加工から部品加工までの幅広い用途に適応する「MVシリーズ」を2012年3月1日に発売します。世界市場に向け、日本(名古屋)・中国(大連)の両拠点で生産します。
本製品は、「INTERMOLD2012(第23回金型加工技術展)」(4月18日~4月21日、於:インテックス大阪)に出展します。
新製品の特長
1. 電力使用量と消耗品使用量削減によりランニングコストを最大42%削減
・ 当社製高効率サーボアンプと磁束を効率よく使用できるシャフトリニアモーター※1の採用、省電力モードの搭載により電力消費量を最大69%削減※2
・ 電力使用量に加えワイヤ・ろ過フィルター・イオン交換樹脂など消耗品使用量の削減により、ランニングコストを最大42%削減※2
※1:磁石を円筒状に構成したリニアモーター。磁束を360度効率良く推力に使用し、電力消費量を削減
※2:当社従来機FAシリーズを使用した際の当社指定加工時での比較
2. ワイヤ電極線の「自動結線装置」の改良による作業効率の向上
・ 「自動結線装置」の改良により、カール率※310%までのワイヤを電極線に使用可能
・ 加工時にワイヤ電極線が断線した場合、断線した位置から自動結線する範囲を加工板厚100mmに拡大※4
※3:1メートルの長さのワイヤ電極を垂直に垂らし巻癖による横方向の振れ幅の長さに対する割合
※4:ワイヤ電極線φ0.2mm使用時。当社従来機FAシリーズでは板厚60mm
3. 金型・部品加工の生産性・精度向上
・ 加工定盤と鋳物を絶縁することにより加工面あらさを改善
・ 流体解析シミュレーションによるワイヤガイド構造の最適化、加工液供給の効率化によるスラッジ除去の促進で、加工速度を向上
・ これらにより、従来より1回少ない3回加工で3.5μmRzの高速仕上加工を実現※5
・ 加工定盤全体に焼入れを施すことで劣化を抑え、高精度加工に寄与
※5::FAシリーズとの比較。ワイヤ電極線φ0.2mm、工作物材料SKD11、工作物板厚60mm使用において
発売の概要
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