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三和交通とタクシー配車システムの開発・導入に向けた業務協働に関する覚書を締結【JVCケンウッド】

2017年8月9日

次世代IoTソリューション事業の拡大を目指して
三和交通とタクシー配車システムの開発・導入に向けた業務協働に関する覚書を締結


※Internet of Thingsの略

㈱JVCケンウッドは、当社が保有する映像技術、音響技術、無線技術などの強みを生かして、次世代IoTソリューション事業の拡大を目指しています。その一環として、クラウドを活用した次世代のタクシー配車システムの開発・導入を目的に、横浜市に本社を構えるタクシー事業会社の三和交通㈱(以下、三和交通)と業務協働に関する覚書を締結いたしましたので、お知らせいたします。

1.次世代IoTソリューション事業の拡大に向けたタクシー配車システムの開発について

当社は、従来型の製造販売業からお客さまの課題を解決するためのソリューションを提供する「顧客価値創造企業」への進化をはかるとともに、次世代事業の早期事業化に向けて、ベンチャー企業を含む社外との協業・連携を推進しています。
また、近年のITや通信インフラの急激な発達により、様々な「モノ」がインターネットへつながるIoTの動きが活発になっていますが、当社はこれまで培ってきた映像技術、音響技術、無線技術などの強みを生かし、新たな価値をお客さまに提供する次世代IoTソリューション事業の拡大を目指しています。

当社では、これらの取り組みの一つとして、これまでケンウッドブランドで手がけてきたタクシー無線システムを発展させたタクシー向けの次世代配車システムの開発に着手しました。
タクシー業界では、法令順守や労務管理に加え、お客さまへ安全・安心を提供する取り組みに伴い、IoT化が急速に進展しています。また、タクシー車両には業務用無線機器やカーナビゲーション、ドライブレコーダーなど、当社が長年にわたって技術やノウハウを培ってきた機器が数多く搭載されていることから、本取り組みは、当社における今後のテレマティクス分野の拡大に向けた足がかりとなります。
これまでのタクシーの車載システムはそれぞれの機器が独立して搭載されていましたが、このたび当社は業務用無線機器とカーナビゲーションを含む表示機を一つのセンター端末(タブレットPC)に集約することで、導入時のコストダウンをはかるとともに、将来的には決済機やタクシーメーターも含めた統合システムの開発を行います。さらに、クラウドを活用したコールセンターの新システムを開発し、センター業務の効率化をはかるとともに、お客さま向けのスマートフォン配車アプリと連携させることで、これまでにないサービスを開発していきます。

当社では、この次世代タクシー配車システムの開発を進めるにあたり、自社のみでのサービス提供に留めず、他のメーカーやシステム会社との連携や協業、プラットフォームの提供などの機会を増やすことで、タクシー以外にも、バスやトラックなどのモビリティを中心に、さまざまな業界の発展に寄与していきたいと考えています。

2.三和交通との業務協働の背景

このたび当社は、タクシーの次世代IoT配車システムの開発を進めるにあたり、顧客サービス拡充に向けてIPを活用した配車システムの導入を検討している三和交通と次世代IoT配車システムの開発および導入に関する業務協働の覚書を締結しました。当社が保有する車載機器や業務用無線機器などの技術やノウハウと、三和交通が保有するタクシー業界および車両への知見や経験を融合することで、お客さまだけでなくタクシー運転手に対しても快適で安心・安全な運行を提供する次世代IoT配車システムを目指します。
当社は、これらの次世代IoT配車システムの開発を三和交通が保有するタクシーでの実証実験などを経て進め、来年度より横浜や多摩、埼玉といったエリアを中心に三和交通が保有する約500台の車両に随時導入していく見込みです。

三和交通について
社名  :三和交通㈱
代表者 :代表取締役社長 吉川 永一
所在地 :〒222-0035 横浜市港北区鳥山町480
設立  :昭和40年11月20日
資本金 :2,000万円
事業内容:一般乗用旅客自動車運送事業(ハイヤー・タクシー)

3.今後の見通し

当社は、このたびの三和交通との取り組みを足掛かりとして、国内外のタクシー事業会社が保有する車両に対して次世代IoT配車システムの搭載を目指すとともに、これらの技術を他の商用車テレマティクスへと展開することで、幅広い業務用車両向けのテレマティクスソリューションの拡大を図ります。








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