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APTJ㈱への追加出資および社外取締役就任に関するお知らせ【キヤノンITソリューションズ】
2017年7月31日
APTJ㈱への追加出資および社外取締役就任に関するお知らせ
~車載制御システム向けソフトウェアプラットフォーム開発への参画強化で車載ソフト開発事業を加速~
キヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ㈱(本社:東京都品川区、代表取締役社長:神森晶久、以下キヤノンITS)は、国産の車載制御システム向けソフトウェアプラットフォーム(以下SPF)※1の開発を行う名古屋大学発のベンチャー企業 APTJ㈱(所在地:愛知県名古屋市千種区、代表取締役会長:高田広章、代表取締役社長:高嶋博之、以下APTJ)が実施した第三期第三者割当増資を引き受け追加出資しました。また、キヤノンITS取締役常務執行役員の竹中一起が2017年6月20日開催のAPTJ社臨時株主総会において社外取締役に選任され同日付で就任しました。
キヤノンITSは、キヤノンマーケティングジャパングループのITソリューション事業の中核企業として「真に頼れるITパートナーへ」を目指し活動しています。組込み開発分野においては30年以上にわたり、キヤノン製品の開発で培ってきた画像技術・通信技術等の要素技術をベースに、コンシューマー製品から車載制御、産業機器まで幅広い分野のシステム開発をグループ内外に向けてサポートしています。
自動車業界は、今後の自動運転システム等に向け、制御ソフトウェアの大規模化・複雑化が進むと同時により厳しい安全性と品質の確保が求められています。業界の課題として、開発の生産性向上と効率化が迫られ、その解決策の一つとして車載制御システムSPFの採用が欧州自動車メーカーを中心に進み国内サプライヤでも対応が広がり始めています。車載制御システムSPFの分野では欧州を中心に策定されているAUTOSAR※2仕様が国際標準として広く活用されつつあります。
キヤノンITSは、組込み開発の高度な技術と経験をベースにAPTJが推進する車載制御システムSPF事業(AUTOSAR仕様準拠)に参画しています。これまでの制御系SPFに加え、サイバーセキュリティー対応機能や車載Ethernet対応機能など、将来の自動運転システム等に向けた新たなSPF向け要素技術開発を加速することを目的として、このほどAPTJに追加出資するとともに社外取締役を派遣します。
これによりキヤノンITSはAPTJの経営体制強化と製品開発を支援していきます。また、AUTOSARの製品開発を通じ人材の育成と専門分野の知識・経験を蓄え、重要性が増す車載制御システムSPFを強みの一つとして車載ソフト開発事業を加速していきます。
<増資引き受けの概要>
出資方法:APTJ㈱の第三期第三者割当増資の引き受け
出資日:2017年7月31日
出資額:300百万円 (累計出資金額 344百万円)
※1 ソフトウェアプラットフォーム(SPF)
計算機システムの中でアプリケーションソフトウェアを実行するための基盤となるソフトウェア。広い意味でのOSのこと。
※2 AUTOSAR(AUTomotive Open System ARchitecture)
車載制御システム向けのソフトウェア基盤のグローバルな業界標準を作成する団体。2003年に設立され、欧州を中心に活動。AUTOSAR仕様に基づいたSPFは、既に欧州の自動車メーカーには広く採用されており、今後、国内の自動車メーカーにおいても採用が広がるものと予想されている。
■APTJ㈱(Automotive Platform Technology Japan)について
車載制御システム向けのSPFを開発・販売する名古屋大学発ベンチャー企業。名古屋大学の成果物を活用する。海外有力企業に対抗して国産SPFを開発し、国内自動車産業全体の競争力向上に貢献することを目指している。
事業所:〒464- 0814 愛知県名古屋市千種区不老町 名古屋大学インキュベーション施設
代表者:代表取締役会長 高田 広章 博士(理学)
代表取締役社長 高嶋 博之 博士(技術経営)・MBA
設立 :2015年9月16日
URL :http://www.aptj.co.jp/
● 一般の方のお問い合わせ先 :
キヤノンITソリューションズ㈱
インダストリーシステム事業本部 事業推進部
044-520-0670(直通)
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