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「スマート電池くん」の実用性を確認する試験を実施します【東日本旅客鉄道】

2012年2月7日

JR東日本では、非電化区間の新たな環境負荷の低減方策として「蓄電池駆動電車システム」の開発をすすめております。2008 年度から車両センター構内や電化区間で「NE Train スマート電池くん」を使用して走行試験を実施し、性能評価や技術的検証を重ねてきました。
今年度は試作した充電設備による急速充放電試験や、蓄電池を座席下に収納した走行試験を行っています。
このたび、試験の最終段階として非電化区間である烏山線での充放電試験、走行試験を実施し、システムとしての実用性を確認します。

1  システム概要(別紙1、別紙2)

蓄電池駆動電車システムは車両に大容量の蓄電池を搭載して非電化区間の走行を可能にするもので、気動車のエンジンから発生する排気ガスの解消や、二酸化炭素・騒音低減の実現を目指しています。
この電車は、電化区間では通常の電車と同様に架線からの電力により走行すると同時に蓄電池を充電します。非電化区間では蓄電池の電力で走行し、一部の駅に設置する専用の充電設備において走行に必要な充電を行います。

2  試験スケジュール

烏山駅に仮設した試験用充電設備を使用し、非電化区間での走行と急速充電を組み合わせた最終的な性能・機能確認試験を行います。
○ 実施時期 2月および3月
○ 走行区間 烏山線 宝積寺駅~烏山駅間(非電化区間)
(試験は、烏山線の営業時間外に行います)
東北本線 小金井駅~宝積寺駅間(電化区間)

3  開発経緯(別紙3)

2008 年度より車両の開発に着手しました。その後、2009 年度に走行試験および地上充電設備の開発を開始し、現在にいたっています。


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