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S Road CRAFTSPORTS GT-Rが2位表彰台を獲得【日産自動車】
2017年7月24日
S Road CRAFTSPORTS GT-Rが2位表彰台を獲得
SUPER GT 2017第4戦レースレポート
7月23日 スポーツランドSUGO(宮城県)
夏休みに入って最初の週末となった7月23日(日)、スポーツランドSUGO において、SUPER GTシリーズ第4戦・SUGO GT 300kmレースが開催されました。決勝日は朝から小雨がぱらつくあいにくの天候となりましたが、SUPER GTの高い人気を証明するように朝から多くのファンが訪れ、午後2時35分にSUPER GTの決勝レースがスタートしました。
決勝レースを考えてタイヤを選んだことから予選で苦しんだ#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rは、千代勝正がスタートを担当。やはり後方グリッドからスタートとなりロニー・クインタレッリが最初のスティントを担当した#23 MOTUL AUTECH GT-Rと共に、スタート直後から猛チャージをかけました。千代は2周を終えた時点でクインタレッリに次ぐ8位までジャンプアップ。6周目には最終コーナーでGT300クラスの車両がクラッシュするアクシデントで、これを回収するためにセーフティカー(SC)が導入されました。10周を終えたところでリスタート。序盤を終えるまでにはクインタレッリが6位、千代が7位で続く展開となりました。
その後、41周目に2度目のSCがコースインしますが、SCランが終了した時点でルーティーンのピットインを行い本山哲がドライブしていた#46 GT-Rと、そのタイミングでコースにとどまった#23 GT-Rは、明暗を分けることになりました。49周目に3回目のSC導入となり隊列を整えた状態で、クインタレッリの#23 GT-Rは3位につけていましたが、5位の#1 レクサスLC500と6位の本山の2台のみがトップと同一周回で、なおかつルーティーンのピット作業を終えていたのです。三回目の再スタート直後に上位の4台はピットイン。これで#1 LC500と本山の#46 GT-Rがトップ争いに躍り出ました。終盤、バックマーカーを処理しながらトップを争った2台はファイナルラップまで超接近戦を繰り広げることになりましたが、本山はわずかに及ばず。しかし2位でチェッカーを受け、今シーズン初の表彰台を獲得しました。
#46 GT-R と同等のペースで走り、クインタレッリから松田次生へとつないだ#23 GT-Rは、SCのタイミングに翻弄される格好となりましたが4位でチェッカーを受け8ポイントを手に入れました。9番グリッドからスタートした#12 カルソニック IMPUL GT-R(安田裕信/ヤン・マーデンボロー)は、スタート時にドライタイヤを選択した作戦が裏目となり11位でチェッカー。6番グリッドから、やはりドライタイヤを装着してスタートした#24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)は35周目の最終コーナーでクラッシュしてレースを終えることになりました。
GT300クラスでは、5番グリッドからスタートし、星野一樹から高星明誠につないだ#3 B-MAX NDDP GT-Rが、序盤に表彰台圏内に進出しましたが、SCが入るタイミングにも翻弄され順位後退。しかし最後まで粘り強く走り、前戦に続き8位に入賞しました。
■#46 GT-Rドライバー 本山 哲
「決勝前のウォームアップ走行でタイヤが良い感触なのは確認していましたが、予想以上に路面とマッチしていました。1号車は柔らかめのタイヤを選んでいたのだと思いますが、途中からグリップが落ちて来たようで追いつくことができました。雨上がりということでラインを外すとコースがまだ乾いていないような状態でしたし、追い抜くことは難しい状態でした。ただ接触などのリスクは避けたかったので、最後はさすがに引きました。2位表彰台はやはりうれしいです!」
■#46 GT-Rドライバー 千代勝正
「途中から路面が乾いていくなかタイヤをセーブしながら走りましたが、レインタイヤも良いフィーリングでした。ピットインしようとしていた周の最終コーナーにさしかかったところで(2度目の)SCが入ることが分かり、(そのタイミングでピットに入ってしまうとペナルティを受けてしまうので)コースに留まりました。再スタート後すぐにピットインするかどうかは悩みましたが、入って交代してすぐに3回目のSCになりました。運が良かったです。次の富士は好きなコースですし、これで流れが変わったと思います。後半戦は巻き返します!」
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