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スピード性能と操船の快適性を高めモデルチェンジ 「EXULT(イグザルト)36 Sport Saloon IPS500」新発売【ヤマハ発動機】

2012年2月20日

ヤマハ発動機㈱では、洗練されたスタイリングとインテリア、最高レベルの走行性能を併せ持つサロンクルーザー「EXULT 36 Sport Saloon」に、より高出力・多機能なIPS(インボード・パフォーマンス・システム)式エンジン「IPS500」を新たに搭載し、2012年3月1日より発売します。
「EXULT 36 Sport Saloon」は、美しいエクステリアデザインや質感の高いインテリア、さらに走行性能や機能性を最高レベルで追求したプレミアムボートのカテゴリー「EXULT(イグザルト)」シリーズとして2009年に発売されたサロンクルーザーです。
今回発売する「EXULT 36 Sport Saloon IPS500」は内外装の細部に改良を加えながら、272kW(370馬力)を発揮する「IPS500」を搭載。スピード性能を高めるとともに、DPS(Dynamic Positioning System =定点保持システム)やオートクルーズシステムなどの新機能が加わり、いっそう快適で容易な操船性を最高レベルで実現しました。
なお、243kW(330馬力)のエンジンを搭載した従来モデルについても、内外装に「IPS500」と同様の改良を加えた「EXULT 36 Sport Saloon IPS450」として同時に発売します。

開発背景

「EXULT 36 Sport Saloon」は、洋上でマリンプレイを楽しむことに加え、マリーナに係留したマイボートをベースとして家族や友人とゆったりと週末を海で過ごすスタイルが定着してきたことを受け、2009年に発売したサロンクルーザーです。その開発にあたってはすべての要素において最高級を目指した「EXULT」シリーズにふさわしく、高級感とゆとりのある居住空間を実現すると同時に、国産の量産型ボートとしては初めてIPS方式のエンジンを採用するなど、外装、内装、走行性能と走行時の快適性にいたるまで最高レベルを追求してきました。
新発売される「EXULT 36 Sport Saloon IPS500」は、特に洋上における走行性と快適性をさらに追求し、IPS方式のエンジンの中でも最新の機能を備えた「IPS500」を搭載しています。走行性能と快適性をさらに高め、サロンクルーザーとしていっそうの進化を遂げています。

主な特長

新デバイスの採用による先進の走行性能と操船性
・ 最新の機能を備えたIPS方式のエンジン「IPS500(370馬力)」を2基搭載。出力の向上により、優れた加速性能、スピード性能を発揮します。
・ DPS(Dynamic Positioning System =定点保持システム)を搭載。高精度のGPSレシーバーと連動して潮流や風、波の影響を補正し、停泊位置と船首の向きを設定された方向に保持できます。水深の深い場所でもアンカーを打つことなく海上の任意の位置に停船することができます。
・ 従来のジョイスティックシステムに加え、エンジンの回転数を一定に保持できるクルージングモード、1本のリモコンレバーで両舷のエンジンを操作できるシングルレバーモードなど、さらに容易で快適な操船が可能になりました。

内装・外装の細部の改良
サロンクルーザーとしての快適性をさらに向上させるため、ロアステーション(船内の操船席)のシートへの前後スライド機構の追加のほか、人工大理石製大型サロンテーブルの採用、カーペット素材や照明などのパーツの変更、トランサムゲートの仕様変更、清水タンクの給水量や残量が確認できるメーターの設置など、細部にわたる改良を行いました。また、お客様より要望の多かった4ヶ所のアームレストを配したサロンシートをオプション設定いたしました。

基本デザイン・機能の継承
独自のシームレス構造により実現した柔らかな曲線からなる美しいエクステリアデザイン、厳選された銘木と本革を贅沢に使用し質感とデザイン性を高めたサロンスペース、7名がゆったりと寛ぐことのできる広々としたフルオープンタイプのフライングブリッジ、サロン後方に配した大型の開閉式窓とギャレーによりアフトデッキとサロンの一体感を高めるレイアウトなど、特にデザイン面において日本人らしい細やかさと美意識を尊重しながら追求した造形・品質を継承しています。

側面図、デッキレイアウト図 ※オプション装備品を含む

主要諸元


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