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S Road CRAFTSPORTS GT-Rが終盤の接戦を戦い抜き4位入賞 着実な追い上げを見せたB-MAX NDDP GT-Rが3戦連続入賞【日産自動車】
2017年5月22日
S Road CRAFTSPORTS GT-Rが終盤の接戦を戦い抜き4位入賞
着実な追い上げを見せたB-MAX NDDP GT-Rが3戦連続入賞
SUPER GT 2017第3戦レースレポート
5月21日 オートポリス (大分県)
南の方から梅雨入りの便りも聞かれる中、日本列島が好天気に恵まれた5月21日(日)、SUPER GTのシリーズ第3戦・SUPER GT in KYUSHU 300kmレースが、大分県日田市の上津江地区にあるオートポリスで開催されました。
前日の公式予選日に比べると少し雲が多くなっていましたが、初夏の好天となりました。大盛況のピットウォークを終え、スタート進行を経て、予定通り午後2時には大分県警のパトカーと白バイを先頭とした1周のパレードラップがスタート。さらにもう1周、ペースカーに先導されてのフォーメーションラップを終えて午後2時07分に正式スタートが切られました。
2番グリッドからスタートした#46 S Road CRAFTSPORTS GT-Rは、ベテランの本山哲が前半のスティントを担当し、後半から若手の千代勝正につなぐ作戦でした。スタートでポジションをキープした本山でしたが、コンディションに合っていなかったかペースが上がらず、トップとの差はじわじわ拡がっていき、反対に後方から猛チャージを受ける展開となりました。アクシデント車両を回収するためにセーフティカーがコースインし、レースは一度リセットされ、再スタート後も何とかポジションをキープしていた本山でしたが20周目には2台に先行を許し4位にポジションダウンしてしまいました。しかし本山はそこで踏みとどまり、レースも折り返しを過ぎる36周目までルーティーンピットを引っ張り、トップに立ったところでピットに向かい、千代に交代しました。代わった千代は4位でレースを始め、その後、1台にパスされたものの、5~6台による3位争いを展開して行きました。レース終盤に、トップ争いから1台がアクシデントでストップ。3位争いは2位争いへと変わっていきました。最後まで、前を行く車両をパスしようとトライを続けた千代でしたが、最大のパッシングポイントである1~2コーナーで、アクシデントによる追い越し禁止を示すイエローフラッグが提示されており、パッシングは叶いませんでした。結局、5台が一団となってゴールラインを横切る接戦となり、千代は表彰台一歩手前の4位でチェッカーを受けることになりました。
11番グリッドからスタートした#23 MOTUL AUTECH GT-Rはロニー・クインタレッリから松田次生につなぐ作戦でした。前半のスティントを担当したクインタレッリは着実なペースで周回を重ね、上位陣では最後となる40周を終えたところでピットインして松田に交代します。代わった松田もペースを上げて追い上げて行きました。2位争いとなるグループのバトルに追いついた松田は、千代に次ぐ5位でチェッカー。3戦連続の入賞を果たしました。
9番グリッドからスタートした#12 カルソニック IMPUL GT-R(安田裕信/ヤン・マーデンボロー)と13番グリッドからスタートした#24 フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(佐々木大樹/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)はなかなか思ったようにペースを上げることはできませんでしたが、粘り強く走り続けそれぞれ7位と9位でチェッカー。NISSAN GT-R NISMO GT500は出場した4台が揃って入賞しました。
一方、JAF-GT300勢にとって有利とされるオートポリスでの戦いで、中団グリッドからのスタートとなったNISSAN GT-R NISMO GT3勢。決勝レースはアクシデントも多くみられたタフな展開となりました。星野一樹から高星明誠につなぐ作戦の#3 B-MAX NDDP GT-Rは、予選17位から序盤に順位を上げて、後半はタイヤのたれに苦しみながらも9位でチェッカーを受け、開幕戦から3戦連続となる入賞を果たしています。
■#46 GT-Rドライバー 本山 哲
「前が詰まった時からのピックアップが少し弱く、ロスしてしまったところもあるので、いい位置で千代にバトンを渡せなくて申し訳なかったです。しかし、クルマはかなり良くなってきたと言えます。また、レースの内容もいいところがたくさんあったし、単独で走っている時にはラップタイムも良かったので、チームはいい仕事をしてくれたと思います」
■#46 GT-Rドライバー 千代勝正
「最後の20周くらいずっとバトルをしていたのですが、100号車に前を抑えられていてフラストレーションが溜まりました。最終コーナー手前でイエローフラッグが出ていたり、その他にも1コーナーでワンチャンスを狙って仕掛けていったら、逆にそのあとで抜かれてしまったり、あと少しで表彰台に手が届いたと思うと本当に悔しいです。しかし、ここまで来られたことにまずは感謝したいと思います」
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