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《速報/人テク2017横浜》金属・樹脂3Dプリントおよび解析技術【SOLIZE:小間番号235】
3Dプリントで従来工法で実現出来ない形状を造形し軽量化や冷却性能など部品性能を飛躍的に向上。試作用途でも複雑な工程が必要な部品を一度に造形することで開発期間を大幅に短縮。
従来、欧米諸国にリードされてきた金属3Dプリンティング技術ですが、近年は日本国内でも自動車分野で適用が進み急速に進化しています。
①最終部品への適用例
■自動車部品での適用例
解析ソフトの発展とあわせ、従来工法では製作出来なかった形状でのモノづくりが可能になり、大幅な軽量化や燃費性能の向上の実現につながっており、特にレーシング用の部品ではいち早く適用が進んでいます。
(熱交換器)複雑な流路設計により軽量化とともに、冷却性能を飛躍的に向上させます。
■金型・治具での適用例
(タイヤ)従来の複数工程の製作から、ダイレクトに金型自体を出力可能です。従来工法で実現出来なかった溝形状を造形することでタイヤそのものの性能も向上させることが出来ます。
(射出)冷却水管を3次元的に配置して、金型の冷却効率を向上させることで、サイクルタイムを短縮するだけでなく成形品の変形も抑制することができます。
(治具)アタッチメントの部分のみを金属造形に置き替え、治具製作のLT・コストを削減できます。
■その他補給部品での適用例
生産終了した機種への補給部品に金属造形を用いることで、金型保管・管理コストを削減する事が出来ます。
②開発試作への適用例
金属3Dプリンタを用いることで従来の複雑な工程を短縮し、試作開発期間を大幅に短縮できます。(e.g. トルクコンバーター従来3カ月→金属3Dプリンタ適用で14時間!)
自動車業界では既存工法から、金属造形への置き換えが急速に進んでおります。
当社取扱い金属3Dプリンター
当社取扱い金属3Dプリント材料
鋼材:マレージング鋼/17-4PH(SUS630) ニッケル合金:インコネル 718 非鉄合金:コバルトクロム合金/チタン合金(Ti6Al4V)/アルミ合金(AlSi12)
ダントツの解像度
ProX300の造形能力を数値化したサンプル(面粗さ:Ra5μm・密度:99%台後半)
当社の取組み
SOLIZEは米国3D SYSTEMS社の正規販売代理店として、光造形機、粉末造形機、金属造形機を取り扱っています。
1990年に3Dシステムズ社の造形機を導入し、日本でいち早く光造形の試作サービスを開始。その後も、最新の造形機の導入や、キャパシティの拡張を行い、現在では光造形機17台、粉末造形機13台、金属3Dプリンター8台、3Dプリンター2台と国内最大のキャパシティを誇るRPサービスビューローとなっています。
そのため、SOLIZEは単なる装置販売だけではなく、サービスビューローで培った生産技術のノウハウを有効活用し、装置を導入いただく際には、お客様のニーズに合った生産技術のご提供も可能な販売体制となっています。また、装置販売だけではなく、各種材料販売ならびにメンテナンスサービスも行っています。
新樹脂材料(ACCURA Phoenix)
高耐熱・高透明材料のニーズが高く、SOLIZEは3Dシステムズ社からリリースされた「ACCURA PHOENIX」を導入しています。
「ACCURA PHOENIX」は、130℃以上の耐熱性と高透明を両立した業界唯一の材料です。自動車のエンジンルーム内の温度環境にも耐え、幅広い幅広い用途に利用可能です。
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