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初の水中翼船用シートベルトを川重車両コンポと共同開発【タカタ】

2017年4月28日

自動車用安全システムメーカーのタカタ
初の水中翼船用シートベルトを川重車両コンポと共同開発


自動車用安全システムを提供する専門メーカー、タカタ㈱(代表取締役会長兼社長:高田重久 本社:東京都品川区、以下タカタ)と、子会社のタカタサービス㈱(代表取締役社長:川﨑修 所在地:滋賀県彦根市)は、このたび、川重車両コンポ㈱(代表取締役社長:吉田栄作 本社:兵庫県神戸市、以下川重車両コンポ)と高速水中翼船※1専用のシートベルトを共同開発しました。タカタが水中翼船用専用シートベルトを開発するのは今回が初めてです。


川重車両コンポは、JR九州高速船㈱(代表取締役社長:水野正幸 所在地:福岡県福岡市)の高速水中翼船「ビートル」(以下ビートル)の客室席をリニューアルし、このほど3月18日より就航開始いたしました。リニューアルしたビートルの客室席では、乗客の更なる安全性と快適性に配慮し、全席に専用設計した2点式巻き取り装置付きシートベルトを標準装備いたしました。
タカタと川重車両コンポは、前方衝突や側面衝突に対する安全性に加え、水中翼船に特有の海中障害物への衝突と、そのリバウンドによる着水衝撃に対応した上下方向の安全性についても衝突模擬試験により実証しております。
なお、 シートベルトのベルト部についても工業デザイナー水戸岡鋭治(みとおかえいじ)氏に監修いただき、「美しくて楽しいデザイン」を、タカタの最先端技術であるインクジェットプリントを駆使して実現しました。
タカタでは、今回の高速水中翼船専用シートベルトの開発を通して、これからもあらゆる安全分野において貢献できるよう取り組んでまいります。

福岡と釜山を結ぶ高速水中翼船「ビートル」(画像提供:JR九州高速船㈱)


※1 水中翼船とは、停止時や低速では通常の船と同様、船体の浮力により海面に浮かんだ状態で航行し、速度が上がると水中の翼に揚力が発生し、船体が海面から離れて高速航行することができる船。

乗客の安全性を確認するために、ダミーを用いた衝突模擬試験を実施しました。

前方衝突模擬試験

側面衝突模擬試験

水中衝突とリバウンドによる着水衝撃を考慮した上下方向の衝突模擬試験

リニューアルされた客室席、専用設計された2点式巻き取り装置付きシートベルトが装備されている
(画像提供:川重車両コンポ㈱)

タカタのインクジェットプリント技術を使って水戸岡ブランドの
鮮やかなカラーリングを実現しました。


※ニュースリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
その後予告なしに変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。








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