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ANSYS 14.0 が、製品開発の効率、精度、速度を高め、技術革新を推進する機能を提供【アンシス・ジャパン】
2012年2月1日
アンシス・ジャパン㈱(本社:東京都新宿区,代表取締役社長:馬場 秀実)は、構造、流体、電磁場、システム解析のすべてのエンジニアリング シミュレーション製品スイートの最新リリースであるANSYS® 14.0 の国内での提供開始を発表しました。製品開発プロセスの最適化を目的とする ANSYS 社のソリューションは、製品革新を促すために必要な時間とコストを圧縮します。
ANSYS 14.0の先進的技術は、数百もの高度な新機能から構成され、企業が、より簡単に短期間かつ少ないコストで新製品の市場投入を可能にします。ANSYSのCAE統合プラットフォームANSYS Workbench™ は、各ツールがより緊密に統合されたことで、より多くの物理現象の連成が可能になり、シミュレーションの可能性が広がるため、お客様は、設計される製品が現実にも正しく動作することを確信できます。
「当社は、これまで、Simulation Driven Product Development™(シミュレーション主導の製品開発)を大きなテーマとして掲げてきました。シミュレーションを使用すれば、企業は、プロセス早期に多くの設計案を分析して、技術革新を加速することができます。HPC は、設計サイクル短縮の鍵を握る力です。」(ANSYS, Inc. 社長兼 CEO、Jim Cashman)
ANSYS 14.0 の主な特徴とメリット
[1] エンジニアリングの可能性の拡大
さまざまな操作の自動化によってユーザー負荷を削減し、製品開発者の問題設定に要する時間短縮を可能にします。
ANSYS 14.0 Workbench
● ワークフローのカスタマイズ機能の強化
● パラメトリックな評価の自動化
● 異なるアプリケーション間でのトランスペアレントなデータ共有
● 実験計画法、パラメトリック調査、シックス シグマ調査などを含む組込みの設計最適化機能
● エンジニアリング シミュレーション データの管理を目的として開発された専門のツールの統合
流体解析分野
● アセンブリ メッシング ツールが、CAD アセンブリから流体領域を自動的に作成し、構造直交メッシュまたは非構造四面体メッシュを自動生成
構造解析分野
● 複合材構造を簡単にモデル化できるANSYS Composite PrepPost™ の機能強化
● 外部ファイルからのデータ(圧力場、温度、熱交換係数等)を異なるメッシュにマッピングするエクスターナルデータの機能強化
電磁界、回路・システム・解析分野
● ANSYS HFSS、ANSYS Q3D Extractor、ANSYS Maxwell のANSYS Workbench インテグレーション強化
● 解析モデルや解析結果のシームレスなリンクを実現
● 電磁界製品プリポスト機能64bit 化による、超大規模モデルのユーザビリティー大幅向上
● 回路・システム解析製品のユーザインタフェースおよびツール連携(電磁界、構造、流体)機能向上
● マルチプロセッシング機能の向上による高速化(ANSYS Maxwell、ANSYS Designer のQuickEye 解析 等)
● 電気系CAD インターフェース機能向上(Dynamic ECAD Transfer)による解析モデルの自動作成&解析実行
● ANSYS HFSS 境界要素法ソルバ(IE Solver)と有限要素ソルバ(FEM Solver)を組み合わせたHybrid Solver 機能の拡張(IE Regions)、超大規模モデル解析への対応強化
「ANSYS の外部データ ツールを使用して 3D スキャン データをインポートすれば、静的解析やモーダル解析に使用する 3D モデルやエンジンの熱機械分析に使用する軸対称モデルに、空力形状の厚さを簡単にマッピングできます。スムージング アルゴリズムとコントロール ツールにより、補間されたデータの品質およびマッピング手順のロバスト性が保証されます。使いやすいこのツールによって、私たちがシミュレーション モデルの設定にかける時間を節約することができます。」(Safran グループ、ヘリコプター エンジンの開発メーカー、Turbomeca社の構造解析技術者、Herv? Chalons 氏)
[2] 複雑なシステムのシミュレーション
構造解析、流体解析、電磁場解析などの複数の種類の解析ソフトウェアの相互作用について、包括的に捉えることができます。
● ANSYS Fluent® と ANSYS Simplorer® のコ シミュレーション機能
● 構造解析と電磁界解析の双方向連成可能
● 混相流モデルの分野において、精度良く、効率的な、ロバスト性の高い解析が可能
● 先進的な物理モデルの組み込み
[3] HPC による技術革新の加速
かつてないスピードで、最新のハードウェア機能を生かし、現在市場にあるどのツールよりも高速に、効率よく複雑な解析を実施します。
● あらゆる種類の解析ソルバーを網羅し、HPC 機能を拡張
● アーキテクチャを意識したパーティション分割など、スマートなソルバー管理のための機能を強化
「Petrobras 社は、ANSYS ソフトウェアの優れた並列スケーラビリティ、先進的な混相流モデルおよびダイナミック メッシュ機能を大いに活用しています。アーキテクチャを意識したパーティション分割やスケーラビリティの向上といった新しい機能強化により、かつてないほど詳細で、精度が高く、完全に近いシミュレーションが可能になった結果、石油精製の上流工程において決め手となるシナリオおよび複雑な操作を再現するために欠かせない、深い洞察を得ることができます。」(Petrobras 社の研究開発センター CENPES の技術コンサルタント、Carlos Alberto Capela Moraes 氏)
● ANSYS Mechanical™ 14.0では最新世代の GPU ボードに対応
● 回転機械の動翼と静翼の非定常の相互作用を高い精度で、効率よく計算するための新機能の搭載
● ANSYS HFSS 14.0™では有限サイズのアレイアンテナモデルでエッジ効果を含むアレイの挙動を適切に予測
ANSYS 14.0 の詳細については、こちらをごらんください。
ANSYS会社概要
ANSYS社は、高い速度・精度・信頼性を誇るシミュレーションにより、お客様が直面する非常に複雑な設計問題の明確化と洞察を可能にします。ANSYS 社の技術は、業界に関わらずさまざまな企業が、実際に製品が正しく動作するということを確信を持って予測できるようにするものです。多くのお客様が、プロダクト インテグリティを高めてビジネスの成功を推進させるものとして、ANSYS 社のソフトウェアに信頼を寄せています。1970 年に設立された ANSYS 社は、2,000 以上のプロフェッショナルを擁し、その多くは、有限要素解析、数値流体力学、エレクトロニクスおよび電磁気学、最適化設計といったエンジニアリング分野のエキスパートです。本社を米国ピッツバーグの南にあるカノンズバーグに置き、60 以上の戦略的販売拠点を世界中に有し、40 以上の国のチャネル パートナーとネットワークを築いています。
URL : www.ansys.com
アンシス・ジャパン㈱(ANSYS Japan K.K.)は、米国ANSYS, Inc.100%出資の日本法人です。
ANSYS,Inc.のCAEソフトウェアを日本で販売し、あわせてサービス、サポート体制を確立するために設立されました。
ANSYS および他のすべての ANSYS, Inc.の製品名およびサービス名は、ANSYS, Inc.、または、米国および他の国にある ANSYS, Inc. の子会社の登録商標です。その他のすべての商標または登録商標は、各所有者の財産です。
製品、価格についてのお問い合わせ先
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TEL : 03-5324-7301
FAX : 03-5324-7302
E-mail : info-japan@ansys.com
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