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切削加工サービス向けの材料を拡充【プロトラブズ】
2017年3月28日
切削加工サービス向けの材料を拡充
-顧客満足度の向上のため、常に需要の高い材料ニーズを把握し、適宜対応-
プロトラブズ合同会社(本社:神奈川県座間市、社長 トーマス・パン、以下プロトラブズ)は、切削加工サービス向けの材料を新たに拡充したことを発表しました。2017年3月に追加された最新の材料は次の通りです。
1.2017年3月27日(月)提供開始:炭素鋼S45C / S50C
2.2017年3月13日(月)提供開始:PA66-GF50% (TECAMID 66/X GF50) 黒
炭素鋼S45C / S50C
炭素鋼S45C / S50Cは機械構造用炭素鋼鋼材に分類され、熱処理をおこなうことで機械的性質の調整ができるのが特徴です。これは、プロトラブズのハードメタル (硬質金属)加工サービス1を拡充するもので、旋盤加工向けにS45C、マシニング加工にS50Cを新たに選択できます。
1:プロトラブズは切削加工サービス向けのハードメタル (硬質金属)として、2016年12月にステンレス鋼 (SUS304/SUS316)、2017年2月に一般構造用圧延鋼材(SS400)の対応を開始しています。
PA66-GF50% 黒
PA66-GF50%(TECAMID 66/X GF50)黒は、PA66(66ナイロン)にガラス繊維を50%配合した特殊な樹脂で、汎用的なナイロン樹脂に比べ曲げ剛性と耐熱性が大幅に向上しています。具体的には、ガラス繊維を30%配合したPA66, GF30%と比較して、約2倍の曲げ剛性と+20℃(130〜200℃まで)の高耐熱特性を有しています。
昨今、CO₂排出量(燃費改善)やコスト削減に向けた自動車の軽量化が注目を集めています。従来の金属パーツの代わりに樹脂パーツを活用する取り組みはすでに一部で実用化が進んでおり、今後も需要の拡大が見込まれています。プロトラブズでは、自動車用途で最も需要の高い「PP(ポリプロピレン)」、「PA」、「ABS」をすでに提供していますが、今回新たに追加された「PA66-GF50%」は、これまで剛性や耐熱性の観点から樹脂による代用が難しかった金属パーツでも応用を検討することができます。
上記に加え、3月13日(月)より「PC/ABS 白色」も射出成形サービスで利用できるようになっています。これにより、最終製品と同色のパーツを試作段階でも制作したいと希望するユーザーにとって、製造方法の選択肢が広がりました。さらに、2016年10月に提供を開始した二色成形サービス向けには、特定の材料との密着性が高い2種類のエラストマーを今年1月から提供開始しています。
プロトラブズでは顧客満足度の向上にむけ、今後も様々なコミュニケーションを通じて、材料をはじめとする幅広いニーズに対応していく予定です。
※プロトラブズは、今後出展する国内のイベントにおいて、新材料によるサンプルパーツを展示する予定です。ブースにご来場いただいた皆様には今後利用予定の材料についてアンケート調査を実施しています。下記イベントのご取材を予定されている方はこの機会にぜひ、プロトラブズの展示ブースにお立ち寄りください。
● 2017年4月5日(水)~7日(金) 「第6回高機能プラスチック展」
● 2017年4月12日(水)~14日(金) 「第1回名古屋航空・宇宙機器 開発展」
● 2017年6月21日(水)~6月23日(金) 「DMS Tokyo」
● 2017年6月28日(水)~6月30日(金) 「人とくるまのテクノロジー展2017名古屋」
プロトラブズについて
プロトラブズはICTを駆使した独自のデジタル マニュファクチャリング システムにより、カスタムパーツの試作から小ロット生産をオンデマンドかつ画期的な速さで受託製造する会社です。最先端のICTテクノロジーを最大限に駆使することにより、CNC切削加工、射出成形パーツを数日で製作します。国内では2,300社様以上が利用しており、日本全国の製品開発者に、他に類を見ない早さでパーツを入手できるという価値をお届けしています。プロトラブズに関する詳細は、http://www.protolabs.co.jpをご参照下さい。プロトラブズの会社概要は、http://www.protolabs.co.jp/aboutで確認いただけます。
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