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ロードノイズ低減技術が「第14回新機械振興賞 機械振興協会会長賞」を受賞【本田技研工業】
2017年2月21日
Hondaが独自に開発したロードノイズ低減技術「タイヤ気柱共鳴音低減デバイス」が、「第14回新機械振興賞」の「機械振興協会会長賞」を受賞しました。
タイヤ気柱共鳴音低減デバイスとは、ロードノイズの発生要因の一つであるタイヤ内部で生じる騒音を低減する技術で、Hondaはホイール装着型にさらなる技術改良を施したことで、消音効率の向上とコストの低減を実現しました。
新機械振興賞は、一般財団法人 機械振興協会により、日本の機械工業におけるさらなる技術開発の促進を目的に、優秀な研究開発およびその担当者に贈られる賞です。対象は、新製品の製造や品質・性能の改善、または生産の合理化に顕著な業績を上げた独創的な研究開発で、「機械振興協会会長賞」「審査委員長特別賞」の各賞が授与されます。
今回受賞したテーマ、技術者および授賞理由は次の通りです。
なお、授賞式は、本日15時より機械振興会館ホール(東京都港区)にて行われます。
●第14回新機械振興賞 機械振興協会会長賞
・受賞テーマ 「タイヤ気柱共鳴音低減デバイスの技術進化」
・受賞者 神山 洋一(かみやま よういち) ㈱本田技術研究所 四輪R&Dセンター
石井 克史(いしい かつし) ホンダR&Dアメリカズ
・授賞理由
タイヤ空洞の円周回りの1次共鳴であるタイヤ気柱共鳴音は、残響感を伴う耳障りな騒音として、古くから騒音対策の主要課題の一つであった。対策としては、騒音源であるタイヤ空洞内への消音デバイス設置が最も効果的であるが、コスト増となるため適用は一部の上級車に限定されていた。本装置はホイール装着型でタイヤを限定せず、動的に共振を打ち消すヘルムホルツ型レゾネータを採用したことで、高い消音性能を実現すると共に、従来4室必要だったレゾネータを2室とし、両者の開口部が両端となるように組み合わせることで一体化して、普及価格帯までコストダウンした点を評価した。
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