ニュース
ISO 26262認定プログラムを拡張するMentor Safeを発表【メンター・グラフィックス・ジャパン】
2017年2月16日
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社:米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、多彩な製品ラインアップに支えられた自動車業界向け電気/電子(E/E)設計自動化ソリューションを礎に、業界で最も広範で包括的なISO 26262認定資格プログラムとなる「Mentor Safe」を発表しました。
Nucleus® SafetyCert™安全認証済みリアルタイムOS(RTOS)とVolcano VSTAR™ AUTOSAR OSおよびベーシックソフトウェア(BSW)スタックを含む本プログラムには、SoC、システム、機械や熱といったアプリケーションの設計と検証を支援するメンター・グラフィックス製品に対するISO 26262認定文書および報告書が随時追加されています。Mentor Safeを採用すると、自動車安全度水準(ASIL)のレベルDを含むすべてのリスクレベルにおいて、メンター・グラフィックスのツールとソフトウェアを顧客のセーフティクリティカルな設計および検証フローに統合できるようになります。
最も直近では、設計自動化製品としてTessent®シリコンテストおよび歩留まり解析ツール群がMentor Safeとして認定されました。独立系認証機関であるSGS TÜV Saar GmbHは、すべてのツール信頼度(TCL:Tool Confidence Level)において、Tessentツールスイートの9つの構成製品に対するソフトウェアツール認定レポートを認証しています。
車載システムサプライヤとして長い実績のあるメンター・グラフィックスは、ほぼすべての大手OEMおよびTier 1サプライヤに対し、接続性、電動化、自動運転、アーキテクチャの分野を対象とした設計ツールと組込みソフトウェアを提供してきました。オートモーティブグレードのE/Eシステムプロバイダとしての輝かしい実績は、ほぼ30年を数えます。
「自動車の多機能化が進むにつれて、電子ソフトウェア/ハードウェアの設計技術において市場が最重視しているのが機能安全です。メンター・グラフィックスは、複雑な機能安全認定プロセスを顧客が自信を持って迅速に進められるように、Mentor Safeを策定しました。これによって顧客は、競争の激化する市場を勝ち抜くための差別化した高付加価値ソリューションの開発により多くの時間を費やせるようになります。」メンター・グラフィックス、Vice President and General Manager、Brian Derrickは、上記のように述べています。
Mentor Safe認定製品には、利用にあたっての説明事項と手引きを記載したフルマニュアルが付属しています。Mentor Safeおよび認定製品とソリューションについての詳細は、http://go.mentor.com/mentorsafe[英語]をご覧ください。
メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックス・コーポレーションは、世界中で成功を収めている電子機器メーカー、半導体企業、電子システム構築ベンダのニーズに応える製品をはじめとし、コンサルティングサービス、受賞歴を誇るサポートサービスを提供する、電子ハードウェアおよびソフトウェア設計開発ソリューションのグローバルリーダーです。1981年に設立されたメンター・グラフィックスは、昨年度売上高としておよそ11.8億米ドルを計上しており、本社はアメリカ合衆国オレゴン州ウィルソンヴィルに所在しています。メンター・グラフィックスについての詳しい情報は、http://www.mentorg.co.jpをご覧ください。
シリコンテストおよび歩留まり解析について
■ www.mentorg.co.jp/products/silicon-yield/
組込みソフトウェア
■ www.mentorg.co.jp/embedded-software/
本件に関するお問合わせ
メンター・グラフィックス・ジャパン㈱
マーケティング部
E-mail : yuri_ellison@mentor.com
メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社ホームページはこちら