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台中市メトロ緑線向け電車の初編成を納入【川崎重工業】
2017年2月14日
川崎重工は、台湾の台中市メトロ緑線向け電車の初編成を台北市捷運工程局に納入しました。
台中市メトロ緑線は、2020年に開業予定の台中市初の都市交通システムで、全18駅の路線(全長16.71キロ)を無人自動運転で運行します。今回納入した車両は、客室内の安全確保のため、車内監視カメラを搭載し、映像を無線でコントロールセンターへ送信するほか、カーブで救援車両と連結する際に、連結器が軌道中心を向くようにする自動制御等の機能を備えています。今後、同路線の開業に向けて、本年5月から走行試験などを行います。
本案件は、当社がフランスのアルストムおよび台湾の中鼎工程とのコンソーシアムで、2011年4月に約109億台湾元(約398億円)で受注したもので、車両(18編成36両)、電力、信号・通信、自動改札システム、基地設備および保守用車両を一括供給します。当社はコンソーシアムリーダーとして、プロジェクトマネジメントとシステムインテグレーションを担当するほか、車両の製造、車両基地設備および保守用車両を供給します。
当社は、台湾において、台湾高速鉄道の全車両と、都市交通では約6割の納入実績があります。今後とも当社は、高い技術力と信頼性をもとに、台湾を含め世界各国の交通インフラを担う鉄道車両を提供してまいります。
□台北市メトロ緑線電車の概要
(1)編成:2両編成
(2)寸法:44.34m(長さ)×2.98m(幅)×3.78m(高さ)
(3)車体素材:ステンレス鋼
(4)軌間:1,435mm
(5)給電方式:直流750V、第三軌条方式
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