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DigiLens社との戦略的提携により、拡張現実感ヘッドアップディスプレイの開発を加速【コンチネンタル・オートモーティブ】
2016年12月16日
● 2社の戦略的提携により、超薄型拡張現実感ヘッドアップディスプレイを実現、市場浸透の拡大を通じて、安全性の
向上に貢献
● シリコンバレーを拠点とするDigiLens社は、拡張現実 および仮想現実 アプリケーション向けホログラフィック投影
技術における先駆的企業
国際的テクノロジーカンパニー、コンチネンタルは、自動車および家電アプリケーション向けホログラフィック投影技術分野における先駆的企業である DigiLens 社と戦略的提携関係を締結いたしました。提携2社の目標は、超薄型拡張現実感ヘッドアップディプレイ(HUD)の開発で、異なる車両セグメントへの同テクノロジーのさらなる市場浸透を目指します。
「この戦略的提携によって、コンチネンタルは自動車業界内により早く、より広く拡張現実テクノロジーを浸透させることを目指します。」このように述べるのは、コンチネンタルの取締役会メンバーでインテリア部門長を務めるヘルムート・マッチ(Helmut Matschi)です。「コンチネンタルと DigiLens 社がHUD分野にもたらす先進的技術のおかげで、より多くのドライバーが必要なすべての情報をその視線の先に見ることができるようになります。私たちのビジョンである事故ゼロというビジョンにさらに近づくことができるのです。」2017年1月に米国ラスベガスで開催されるコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)にて本技術を初公開します。
コンチネンタルと DigiLens 社による、ホログラムによるHUDは、既存システムと比較し3分の1にまでコンパクト化されています。これによって、取り付けの省スペース化の実現と同時に、関連情報の表示イメージをより大きくすることが可能になります。
シリコンバレーを拠点とする DigiLens 社は、ホログラフィック光導波路技術と関連マテリアル分野で実績のある企業です。DigiLens 社が有する拡張現実および仮想現実に関する知見が、コンチネンタルの自動車向けHUD分野の専門知識をより豊かにしてくれることでしょう。
「私たちが集積光学によって実現した技術躍進をもって、今回、コンチネンタル社とともに自動車産業向けにも拡張できると確信しています。拡張現実技術が、HUDにより提供される、あらゆる関連情報をドライバーの目の前で融合させます。ドライバーが、その視線を道路以外に向ける理由はもはやなくなるのです」と、DigiLens 社の創始者であり CEO を努めるジョナサン・ワルダーン(Jonathan Waldern)氏は言います。「コンチネンタル社との提携で、私たちは道路をより安全な場所にし、HUD技術の採用を加速させていきたいと考えています。」
このテクノロジーは、自動運転の受容度の加速にも貢献します。自動運転では、より安全で直感的な運転体験をもたらす包括的なヒューマン・マシン・インターフェースが必要です。これはまさに新たなディスプレイ技術がもたらすものです。拡張現実感HUDの受容の高まりにつれ、車両が実際に何を見ていて、どのようなことを把握しているのかがわかり、ドライバーは安心感を得られることでしょう。同様に、ドライバーの自動運転に対する信頼感も大きく高まることでしょう。
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