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メトロノース鉄道向け交直流通勤電車の追加受注内定【川崎重工業】

2016年11月17日


川崎重工は、ニューヨーク州交通局(MTA:Metropolitan Transportation Authority)傘下のメトロノース鉄道(MNR:Metro-North Railroad)よりM-8型交直流通勤電車60両および既存車両の改造工事の発注内示を受けました。発注総額は約302百万ドル(約320億円)で、追加車両は2019年から2021年にかけて納入する予定です。

今回受注する車両は、2011年から2015年にかけて当社が納入したM-8型電車の増備車両で、ニューヨーク市マンハッタン地区のグランドセントラル駅とコネチカット州ニューヘイブンを結ぶニューヘイブン線(路線長約116キロ)にて、営業運転に投入されます。また、さらなる安全性向上のため、既存車両に車載信号装置の機能強化や監視カメラなどの周辺機器調達を含めた改造工事を実施します。

今回の発注内示によって当社のM-8型電車の累計受注両数は468両、契約総額は13.1億ドル(約1,425億円)に達します。また、今回の追加契約には最大34両のオプションが付随しており、オプションが全て行使されると、メトロノース鉄道で営業運転されている車両の半数以上が当社製になります。

メトロノース鉄道では、ニューヘイブン線の利用者増加が著しく、車両不足が顕在化しています。このため、同鉄道は、当社製のM-8型電車が快適な乗り心地と高い信頼性を誇り、利用者から高く評価されていることから、当社への追加発注を決定しました。

今後とも当社は、高い技術力と信頼性をもとに、環境負荷の少ない交通手段である鉄道車両を国内外に提供するとともに、当社の納入実績を活かしたストック型ビジネスを積極的に展開していきます。


□M-8型交直流通勤電車の概要
①車種:通勤電車(最少2両1編成、最大12両6編成)
②寸法:26m(長さ)× 3.2m(幅)× 4.5m(高さ)
③車体素材:ステンレス鋼








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