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ENDLESS・ADVAN・GT-Rが今季2勝目、GT-Rが表彰台独占で全戦全勝【日産自動車】
2016年11月20日
ENDLESS・ADVAN・GT-Rが今季2勝目、GT-Rが表彰台独占で全戦全勝
スーパー耐久シリーズ第6戦 レースレポート
11月19~20日 オートポリス(大分県)
2016年スーパー耐久シリーズ第6戦(最終戦)、TKUスーパー耐久レース in オートポリスがオートポリスにおいて3時間レースとして開催。ST-Xクラスに出場した#3「ENDLESS・ADVAN・GT-R」(YUKE TANIGUCHI/山内英輝/峰尾恭輔)が逆転で第3戦鈴鹿以来の2勝目を挙げました。前戦で今年のチャンピオンを獲得した#24「スリーボンド日産自動車大学校GT-R」(内田優大/藤井誠暢/平峰一貴)が2位、#5「Mach MAKERS GTNET GT-R」(白井剛/星野一樹/藤波清斗)が3位でゴールして、Nissan GT-R NISMO GT3は開幕戦以来の表彰台独占でシリーズ全勝を遂げました。
シリーズ第6戦には50台の参加があり、19日に公式予選を行う予定でしたが天候不良のためにグループ1(ST-X、1、2、3クラス)の予選は中止になりました。規定によりポイントランキング順にグリッドが決まり、ポールポジションには#24 GT-Rがつき、#3 GT-R、#5 GT-Rの順でスターティンググリッドに並びました。またST-3クラスには3台のフェアレディZが出走しました。
20日は未明の雨も上がり薄曇り。午前中にグループ2(ST-4、ST-5クラス計28台)の3時間レースが行われ、ピットウォークを挟んでグループ1(ST-X、ST-1、ST-2、ST-3計22台)の3時間レースは13時44分にスタートしました。最初の1時間は#24 GT-Rの藤井に#3 GT-Rの山内が1秒ほどの差でピタリとつけ周回を重ねました。最初に動いたのは#24 GT-Rでした。36周で藤井がピットインして内田に交代。続いて37周で#5 GT-Rの星野がピットインして白井に交代。#3 GT-Rの山内は後続を引き離し45周まで走りピットイン、TANIGUCHIへ交代しトップを守りコースへ戻りました。
中盤、56周で#24 GT-Rがピットインして平峰に交代。続いて58周で3位走行中の#5 GT-Rは藤波に交代しますが、その前に接触行為のためにドライブスルーのペナルティが出ており、#5 GT-Rは翌周にピットインしてペナルティを消化。これで遅れを取ることになってしまいました。65周で#3 GT-Rは峰尾に交代しましたが、逆転を狙ってタイヤを交換せずにピットアウト。しかしピットロードを出た峰尾の脇を平峰が抜き返して通過。ここから平峰が1分49~50秒台のタイムを連発しながら峰尾との差をじわじわと離し始めました。ゴールまで10分を切ったころ#24 GT-Rのペースがダウンし93周で平峰は緊急ピットイン、ガス欠でした。わずかな給油だけでピットアウトしてコースへ戻りましたが、既に峰尾は30秒近く先を走行しており、このまま#3 GT-Rが第3戦鈴鹿以来の今季2勝目。#24 GT-Rは、2位ゴールで全戦表彰台を獲得しました。また3位には#5 GT-RがゴールしてGT-Rが表彰台独占で全戦優勝を果たしました。
なおST-3クラスでは、#15「岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34」(長島正明/田中徹/田中哲也)が2位表彰台を獲得しました。
峰尾恭輔(#3 ENDLESS・ADVAN・GT-R/決勝優勝)
「最後のピット作業ではタイヤ無交換で24号車の10秒ぐらい前に出るはずだったのに自分より前に(#24 GT-Rが)いて終わったなと思いましたが、あきらめずに離されないよう走りました。ただ僕たちのクルマもギヤ抜けという症状が出ていてコンディションはベストではありませんでした。でも24号車もミスが出たわけですが、逆転できる位置にいたというのが大きかったと思います。山内も速くなりましたし、互角に戦えた収穫のあるレースになりました」
藤井誠暢(#24 スリーボンド日産自動車大学校GT-R/決勝2位)
「完璧に勝てたレースでしたし最後の最後に2位になってしまったので悔しさが残りますが、今年はチャンピオンも獲ることができて全戦で表彰台獲得と素晴らしい一年になりました。わずかなミスが数秒の差になり決定的な差になるということが理解でき、学生にとってはいい経験になったことでしょう。この経験を来年以降につなげていけばいいと思います。一年間応援ありがとうございました」
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