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「セントラ NISMO」2017年モデルをLAモーターショーにて初公開【日産自動車】
2016年11月16日
下記内容は、11月15日12:30(日本時間11月15日22:30)に、北米日産が発行したリリースの参考和訳です。
● 「セントラ NISMO」は、レーシングカーを手掛けるNISMOがモータースポーツの経験を活かしてチューニングを
施した米国向け主力モデル
● 大胆なエクステリア改良に加え、機能性を重視したインテリア、ボディ構造の強化、サスペンションの専用チューニ
ングなど全面的に改良
● トランスミッションは、6速マニュアルトランスミッションとマニュアルモード付エクストロニックCVTの2タイプ
● セダンの実用性を維持しながら、モータースポーツのようなワクワクするドライビングを提供
「セントラ NISMO」2017年モデルは、NISMOチューニングを施したモータースポーツのパフォーマンスを持つ米国向け初の主力モデルです。「NISSAN GT-R NISMO」、「370Z NISMO」、「JUKE NISMO」、「JUKE NISMO RS」と並ぶ、NISMOブランドの米国向けラインアップのひとつです。
同車は、大胆なエクステリア改良に加え、機能性を重視したインテリアデザインを採用した上に、NISMO専用のサスペンションチューニングを施すなど、全面的な刷新を行いした。これにより、これまでのデイリーユースに適したセダンから高性能なマシーンへと変貌を遂げました。
北米日産の商品企画担当バイス・プレジデントのMichael Bunceは、「『GT-R NISMO』や『370Z NISMO』などのスポーツカーを手がけてきた開発者は、新型『セントラ NISMO』を追加することでNISMOブランドのラインアップ拡充を図りました。彼らは、新型『セントラ NISMO』のビジュアルだけでなくドライビングパフォーマンスを向上させることで、NISMOブランドの特性を維持しました」と述べました。
NISMOブランドのクルマを支えるのは、「Nissan GT-R」が搭載する600馬力3.8リッターV6ツインターボエンジンに代表されるハイパフォーマンスエンジンです。新型「セントラ NISMO」は、同車の力強い走りを生み出す空力ボディに完璧にフィットする1.6リッター4気筒ターボチャージャー付エンジンを搭載しています。単なるエンジンの選択ではなく、ボディ、インテリア、シャシー、サスペンション、ステアリング、パワートレインまで、正確にバランスの良いチューニングを施すことで、実用的なセダンから、NISMOの名にふさわしいモータースポーツ仕様のクルマに変貌させました。
際立つ存在感
新型「セントラ NISMO」の最大の特長は、同車のスポーツグレード「セントラ SR」や「セントラ SRターボ」を凌ぐ非常に力強い存在感です。同車の空力デザインでは、「安定した高速走行と究極のドライビングプレジャーを提供するため、全体的にバランスのとれたチューニングを行う」というNISMOの哲学通りに、空力抵抗値(Cd値)を犠牲にすることなくダウンフォースを増大させることでゼロリフトを目指しました。この結果、従来モデルと同様のCd値0.29を維持しながら、揚力を30%低減することに成功しました。NISMO専用のリヤスポイラーだけでなく、デザインを刷新したリアバンパーも揚力低減に大きく貢献しています。
空力性能の向上に加え、NISMOブランドの象徴である「レイヤード・ダブル・ウィング」デザインをフロント、サイドおよびリヤ下部のボディパネルに採用することで、一目でNISMOであることが分かる外観に仕上げています。また、パネル下部の赤いラインがアクセントとなっています。
フロントには、標準規格のLEDデイタイムランニングライト、専用ダーククローム仕上げの「Vモーショングリル」、専用エンブレムを装備することで、NISMO特有のフロントデザインを際立たせています。その他、専用のサイドシル、リヤデザイン、スポイラー、エキゾーストフィニッシャー、ダーククローム仕上げのドアハンドル、トランクフィニッシャー、リヤエンブレム、専用レッドライン入り方向指示器搭載型サイドミラーキャップなど、NISMOのスタイリング特徴を備えています。
厳選されたミシュランのオールシーズン対応タイヤ「215/45R18パイロットスポーツ」にNISMOの10本スポークアルミニウム合金ホール組み合わせることで、「セントラ NISMO」に力強いスタンスを与え、ハンドリング性能を向上させています。
エクステリアカラーは、「ブリリアントシルバー」、「ガンメタリック」、「スーパーブラック」、「アスペンホワイト」の4色からお選びいただけます。
インテリアは、サイドの強度を高めNISMOのロゴをあしらったフロントシートなど、エキサイティングなドライビングをサポートするデザインとなっています。リヤシートにもレッドステッチ入りの専用シート素材を使用しています。
専用の本革・アルカンターラ巻ステアリング、リング型エンジンスタートボタン、赤い文字盤のタコメーターを特徴とする専用メータークラスター、本革シフトレバー、専用刺繍を施したカーペットなど、インテリア全体にスポーティ感を強調する赤のアクセントを取り入れています。ダークカラーのヘッドライナーとインストパネルに配されたNISMOロゴが、完璧なNISMO専用インテリアに仕上げています。インテリアカラーは、レッドアクセントを用いたチャコールのみとなっています。
「NISMO専用のインテリアデザインを採用することで、日常の走行シーンで必要な操縦性を損なうことなく、ハイレベルなドライビングサポートとスポーティなスタイリングを与えています」と、Bunceは述べました。
バランスの取れたパフォーマンス
NISMO専用にチューニングされたパフォーマンスカーである「セントラNISMO」は、表面的な部分だけでなく構造自体へのチューニングなどにより、バランスの取れたパフォーマンスを提供します。
コンパクトな外観に対し広々とした室内空間を持つ同車は、ファクトリーチューンによるボディ補強を施すことで車体構造を強化しています。カウルの厚みを増し、フロアやリヤパーセルシェルフを補強することで、ボディ構造の剛性を高めました。これにより、ステアリング操作に対するレスポンスが向上し、新型エンジンやNISMO専用チューニングを施したサスペンションに最適なプラットフォームを実現しています。
「セントラSR」2017年モデルに初搭載された新型1.6リッター直噴ターボガソリンエンジンを採用し、最高出力188馬力(5,600回転)、最大トルク177 lb-ft(1,600~5,200回転)を発揮するアルミニウム合金製DOHC16バルブ直列4気筒エンジンは、圧縮比10.5:1、連続可変バルブタイミング制御システム(CVTCS)を採用し、シリンダーボアには溶射皮膜のミラーコーティングを施しています。 また、可変圧縮オイルポンプと低圧縮EGRシステムを採用することで排ガスの低温化とノッキングを改善しています。
CVTCSには吸気側に中間ロック機能を搭載し、シリンダーライナーを挿入する代わりにミラーボアコーティングを施すことで、エンジン内部の摩擦を12%軽減しました。その結果、ノッキングの抑制力が高まりエンジンの軽量化も実現しています。燃料をより正確に燃焼室に噴射させる新型直噴ガソリン(DIG)燃料システムによりパワー、トルク、燃費を向上させる一方、ターボチャージャーとインタークーラーにより更なるパワーの増大もを実現しました。また、吸気および排気の可変タイミング制御により、ローエンドエンジンのレスポンスを改善しています。
同エンジンは、パワーバンドやトルクカーブを最大限に活用できるギア比を持つ6速マニュアルトランスミッションと、専用チューンを施した最新型エクストロニックCVTの2つのトランスミッションをご用意しています。
エクストロニックCVTを搭載したモデルは、エンジンパフォーマンスに合わせて特別なチューニングを施しています。加減速に合わせて回転数を調整することで高速域を維持しなくてもリニアな加速感を実現するDモード・シフトプログラムにより、加速感を向上しています。
開発チームはハンドリング面においても大幅な改良を行い、新型「セントラSRターボ」を凌ぐハンドリングパフォーマンスを実現しています。同車は、NISMO基準として設定された、ハンドリングレスポンス、グリップ、ステアリングフィール、ボディコントロール、ライド・ハンドリングバランスの5つの重要要素を満たしています。
NISMO専用チューンを実施したストラット式インディペントフロントサスペンションおよびトーションビーム式リヤサスペンションには、モノチューブリヤダンパーと専用チューニングを施したフロントスプリングおよびストラットを採用することで、「セントラ SRターボ」を越えるパフォーマンスを発揮します。軽量型モノチューブ式ショックアブソーバーは、オイルとガスを切り離したチャンバーや高圧ガスチャージにより、ダンパーのストローク量や速度変化に対して素早いレスポンスを可能にします。ダンパーレスポンスを向上させることで、ステアリングやロードコンディションの変化により素早く対応することができます。また、スプリングやストラットにNISMO専用チューニングを施すことでボディコントロールを向上し、難しいコーナリングをスムーズに行うことができます。
特別チューニングされた電動式パワーステアリング(EPS)が同車のドライビングにNISMOらしさを与えています。操作とレスポンスの特性を特別にチューニングすることで、高速道路やワインディングロードでのフィードバックや、ドライバーの負荷を抑えた正確なセンタリング、コーナーでのリニアかつダイレクトなステアリングフィールを実現しています。
また、「セントラNISMO」専用ホイールとタイヤの組み合わせが全体的なハンドリングパフォーマンスの向上に貢献しています。新開発されたミシュランのオールシーズン対応タイヤ「215/45ZR18パイロットスポーツ」にNISMO専用18インチアルミ合金ホイールを組み合わせることで、新型「セントラ SRターボ」よりも優れたコーナリング力とグリップレベルを実現しています。18インチホイールおよびタイヤの搭載は、同車種では初となります。また、ブリヂストンのサマータイヤ「Potenza RE-71R」もディーラーオプションとして提供いたします。
「新型『セントラNISMO』は、手頃な価格でありながら、楽しく運転できるスポーティなクルマを求めているお客さまや、同車の購入を検討していない新規のお客さまをターゲットにしています。」とBunceは述べました。
「セントラNISMO」2017年モデルは、メキシコのアグアスカリエンテス工場で、エンジンは横浜工場で生産します。
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